東京地区保護者座談会
(2022年開催)
コロナ禍での受験、親と子の二人三脚

大学生協は、常に頼れる存在、身近な存在であって欲しい

司会:現状のお子さまの様子を見て、親として不安に感じたり、心配されていたりすることはありますか?

三浦さん:
今は特にないですね。娘は期待を膨らませて楽しそうに通学していて、私としては入学を終えてちょっとひと安心というところ。今はいったんひと休みという感覚でいいかな、という心境でおります。

小泉さん:
高校までは時間割がありましたが、大学ではシラバスから自分で時間割を組んでいかなければならず、娘が戸惑っていたのでそのあたりは心配になりました。ただ長男からアドバイスももらって、何とかやったようで良かったです。また、本人は、友達関係を不安に思っているようです。あまり友達づくりが最初にうまくできなかったみたいで、いるにはいるけど、自分のイメージとしているのとは少し違うようです。本人はインカレで頑張ると、韓流ドラマの影響もあって、「イケメンをゲットするぞ」と頑張っています。

司会:入学手続きについては、困ったことはありませんでしたか?

三浦さん:
手続きに関しては、オンラインで完結できました。振り込みもネットバンキングを利用していますので、本当にスムーズに終えることができました。自分の学生時代とは隔世の感があるなと思います。ただ、ちゃんと振り込みが受理されたかどうかが確認できず、その点は不安に思いました。UCAROというシステムを使っていたのですが、振込完了のマークがつくまでにタイムラグがあって、その間は心配で頻繁に確認していましたね。

小泉さん:
入学手続きについてはまったく問題なく、スムーズにできました。ただ三浦さんと同じように学費の受理がされているのか、なかなか確認が取れず、不安でした。締め切りもある中で、振り込みが受理されていなかったらどうしよう、合格が取り消されてしまったら大変だなと、心配しましたね。

司会:親御さんとして、大学生活に対する期待はありますか?また、進路や就職に関しての不安や心配などはありますか?

三浦さん:
まだ娘自身、進路に対しての方向性が明確になっていないので何とも言えないのですが、先日、少し娘に将来のことをどう考えているのかと、ヒアリングしたんですね。ところが娘は入学したばかりということもあって、進路や就職に関してはどこ吹く風というような感じで、まだ決められていないようです。ただ、大学では学生支援課に行けばいろいろな情報が得られるし、ランニングサポーターといって大学院生の学生さんが学生生活や、それ以外のサークル面でも分からないこととか相談に乗っていただける。また生協さんのJASMINE-Naviでも就活に関する情報が得られるなど、充実した環境が整っているので今のところ心配はないかな、と言っていました。日本女子大の生協さんのホームページにも、キャリアアップガイダンスのようなものが提供されているので、情報という面では充実しているのではないかなと思っています。

小泉さん:
親としては、生協さんを通して情報を知ることの方が多いかなと思いますね。キャリアアップのことも含めて、そういったことは本人を通してでないとなかなか分からない。ただ、親として状況を知りたい時は、生協さんの情報が大事になってくるのかなと感じました。
長男が今ちょうど4年生で就活の大変な時期なので、娘に関しては早くからお尻をたたかないと、と思っています。教職や、他の資格も取りたいと言っていますが、具体的にはまだ決まっていないようですね。学科の先生たちや、先輩が優しくて聞きやすいと言っていたので、周囲からリアルな情報収集ができれば一番いいと思います。

司会:大学生協について、感じていらっしゃることはありますか?

三浦さん:
生協さんは、大学生活協同組合というその名前のとおり、大学生活に関わるサービスとかサポートを提供してくださるので、非常に心強いと思っております。私は、日本女子大学の生協さんのTwitterをフォローしているのですが、つぶやきが非常に楽しいんですよ。学生からの質問箱に対するその答えもすごいユーモアがあるので、娘に見せて二人で笑っていたりして。そういうところも魅力的だなと思っています。

小泉さん:
私自身、大学時代に大学生協にとても助けられました。大学生活の一部分として捉えていますし、長男の学生生活を見ていても、私の時代と同じように頼れる存在だと感じています。娘もこれから大学生協と一緒に4年間進んでいくと思いますし、卒業してからも、またいろんな関わりも出てくるのかなと思ったりもしています。

司会:大学生協について期待していること、ご要望などはありますか。

三浦さん:
去年オープンキャンパスに行ったときに、学内のコンビニにも足を運びましたが、女子大生目線で、女子大生が好むような飲料やお菓子がたくさん陳列されていました。また、学食のメニューも時折拝見しているんですけれど、女子大生の嗜好というのをきちんとマーケティングされているなという印象で感心しています。私自身、昔から生協さんには宅配などでお世話になっていて、とても身近に感じてきました。期待することといえば、困っているときも困っていないときも、常に身近な存在であって欲しいな、ということくらいです。

小泉さん:
娘は「大学生協でクーポンがあると良いな」と言っていました。最近若い子たちの中で食べ歩きクーポンなどが流行っているじゃないですか。そういう感覚で、生協にもクーポンとかポイントの仕組みとかができると良いなということでしたね。一方で、私が大学生協さんに期待することとしては、やはり学生にとって頼れる存在であって欲しいということ。お伝えしたように、私自身、大学生協には学生時代とてもお世話になりましたし、娘の頼れる存在であるとも信じています。ただその分、期待も大きいのが正直なところ。多くの学生さんの生活を支えるという重責もおありですごく大変だと思いますが、これからも時代に応じて充実したサービスをご提供いただけることを心から期待しています。

司会:本日は長い時間お付き合いいただき、また貴重なお話をいだたきましてありがとうございました。

2022年4月23日(土)リモートにて開催

保護者座談会に寄せて

日本女子大学生協 専務理事 棚橋 由紀子

2021年のオープンキャンパスは対面で行われた時期もありましたが、新型コロナウィルス感染症予防のため、学内での喫食を大学が来場者に対してお断りすることになりました。コロナ禍以前は食品部・食堂の営業をしており、オープンキャンパスは受験生とその保護者の方々に日本女子大学には生協があることのご案内をする絶好のチャンスでした。

その機会がなくなり、生協のことを知ってもらう場面が大学の入学手続サイトに掲載させていただく「生協への資料請求のお願い」、そちらをご覧いただいた方に生協の受験生・新入生応援サイトに来て見ていただくことが中心になりました。

受験生・新入生応援サイトを大学生活で知りたいことがある時や入学準備をするのに困った時に見てもらえるように、総合型選抜の合格発表日の11月1日にサイトを2022年生向け内容でオープンし、時期に合わせて更新していくことにしました。

実際は11月1日以降しばらく更新ができず目標とした形にはできませんでしたが、学生委員会にも協力してもらい、大学生活・生協の店舗については応援サイトである程度お伝えすることができたことを今回の座談会で感じることができ安堵し、また本当に嬉しいです。

見ていただけたことは非常に励みになりましたので、次年度に向け学生委員会と一緒にパワーアップした内容で情報をお届けできるよう準備していきたいと思います。


全国の新入生応援サイトを見つける