全国区組合員保護者座談会(2023年開催)
受験生の親こそ、大学生協の存在を知っておくべき

地方、都心で異なる大学生活で必要なこと

司会: 入学にあたって、不安であったとがあればお伺いしたいと思います。今回ご参加されているみなさんは、お子さまが長男・長女ということですね。はじめての受験で不安だったことも多いのではないでしょうか。

喜多さん:
地方の大学なので家探しが不安でした。受験する医学部はすべて地方だったので、一人暮らしは覚悟していたのですが。

司会: どのようにしてアパートを決めたのですか。

喜多さん:
大学生協でおうちの紹介をしてもらえることを知っていたので、受験前からチェックしていたんですけど、なかなか福井大学の情報が更新されなくて。でも、おうちはやっぱり早い者勝ちで取られてしまうというのを聞きまして、合格が決まってからだと間に合わないなと思い、結局地元の不動産屋に電話して、自力で物件探しをしました。受験の時には私も一緒に現地に行きました。あらかじめ三つぐらい地元の不動産屋さんに予約をしておいて、子どもを受験に送り出したら、その日のうちに自分はそのまま不動産屋さんへ。内見して、よさそうな物件があったので仮押さえをした感じです。

司会: 契約されたのは何月ごろですか。

喜多さん:
合格発表日にすぐに不動産屋さんにファックスを送り物件を押さえられました。その物件は早いもの順で、内覧して気に入ってはいましたが、仮押さえができませんでした。合格したらファックスを送るというのが福井の不動産屋さんではよくあるそうです。別の不動産屋さんに紹介された物件は、子供が試験中に実際に連れて行ってもらったのですが、学校からちょっと遠いということに気がついてやめました。福井ってすごく雪が降るので、この距離が冬に通えるのかなって、心配になったんですよ。離れているといっても大学まで自転車で10分ぐらいでしたが、アパートの前の道が狭かったから、冬は雪で車が出せないなと思ったんです。物件探し中に、たまたまマンションの管理人さんという方とお話ができ、「冬にブリザードになったら自転車はとても無理よ。」と言われました。最終的には最後に内覧したところが学校の目の前だったので、そこに決めました。実際に現地に見に行ってみるのは大事だなと思いました。

司会: 不安はありましたか。

神津さん:
うちは自宅通学だったので家探しの不安はなかったです。心配ごとといえば、パソコンを買うのと、スーツを買うぐらいでしたでしょうか。

毛防子さん:
不安はなかったですね。本人もなかったと思います。パソコンは高校の時から持っていたので、これといって買う必要もなかったですし。推薦でちょっと周りより早く決まったので、準備にしても何にしても早めに進められて、他の人たちに比べると不安は少なかったのではないかなと思います。

司会: 大学生協のホームページがあるのはご存じでしたか。また、生協の資料はいつごろ入手されましたか。

喜多さん:
大学生協のホームページは、去年、高校で行われた説明会で配られたパンフレットを読んでいて知りました。

神津さん:
ホームページは見たことがなかったです。生協の資料は合格の書類と一緒に送られてきたのがはじめてだと思います。

毛防子さん:
うちも入学が決まった時に、郵送で学校の資料と一緒に送られてきたのが最初だと思います。入学手続きはインターネットで行ったので、ホームページは知っていました。

司会: 大学生協に加入していただいての感想はいかがでしょうか。学生生活に役立っているという実感はありますか。

毛防子さん:
図書館によく行く子で、本が必要不可欠なので、大学生協で安く本が買える利点は大きいかと思います。運転免許取得の斡旋をしてくれるのもいいみたいです。春休み中に取りたい子は利用していたようです。

司会: お子さまは、大学生協の共済や保険に加入していらっしゃいますか。加入されている場合、加入のきっかけを教えてください。

喜多さん:
福井大学医学部は必ず2つの保険に入らなければならないんです。1つは大学で決まったもの。もう1つは何でもよいということで、大学生協の保険を選びました。

神津さん:
うちも加入しています。資料を見て、大学生は行動範囲が広がるかなと思って入りました。

毛防子さん:
うちは保険業に携わっている者が親戚にいる関係で、小さいころから保険はたくさん入っているんです。ちょっと重複している部分もあるので、入らなくてもいいかなと思いましたが一応加入しました。

喜多さん:
地方だとみんな車を買うので、保険に入らなければという意識は高いですね。

司会: やはり首都圏と地方では違いますよね。都市部は公共交通機関が発達しているので車はあまり必要ありませんが、車に乗っていると万が一のリスクも高まりますしね。

喜多さん:
電車に乗るにしても駅に行くのに時間がかかるし、バスも1時間1本とか。どうしても車が必要ですよね。車がないとバイトに行けない、でもバイトをしないと車が買えないというジレンマもあるみたいです。

司会: 共済を利用する機会は発生しましたか。お子さまがケガで通院、またはケガや病気で入院されたかなど。

喜多さん:
おかげさまで元気です。でも一人暮らしなので、入っておいてよかったかなとは思っています。

神津さん:
うちは去年、コロナにかかったので、そのときお世話になりました。

司会: コロナの時にはみなし入院保障をしていた時期もありました。手続きはスムーズに行きましたか。

神津さん:
たぶん本人が手続きしに行ったと思います。重篤ではなくて、割合軽かったので。

司会: 毛防子さんはどうでしょうか。共済、あるいは保険で申請されましたか。

毛防子さん:
うちは使っていないです。

司会: ないのが一番ですよね。もし何かありましたら、共済の窓口までご相談いただければと思います。学生総合共済が、他の保険とは違うのは、こころの保障、つまり精神的な病気に対する保障があることです。近年、学業や人間関係の問題で、こころの病気を患う学生さんも多いのですが、他の保険ですと、こころの入院を対象としているところはあまりありません。実際に、こころを病んで入院された場合、入院期間が長くなりがちとなります。学生総合共済の場合は、入院1日1万円保障されます。また、「こころの早期対応保障」もあります。

喜多さん:
最近は心の病気になってしまう人も多いとよく聞きますし、時代に合ったいい保障で助かりますね。

司会: ありがとうございます。大学生協では入学者を対象に、入学説明会や受験者相談会、保護者相談会などを行っています。2020年から2022年の間は、コロナのため多くの生協にてオンラインで実施していました。みなさんは参加されたことはありますか? 

喜多さん:
オンラインで、生協主催のものに親子で参加したことがあります。家賃がどれぐらい、とか、学生生活はどんな感じか、食堂の案内などを見せていただき、学生生活の理解が深まりました。

神津さん:
たしかオンラインの説明会に一度参加したことがあります。

毛防子さん:
子どもが受験者相談会に参加していて、私もオンラインで見ました。あと、入学手続きの際、生協の説明会は必ず参加になっていましたので、それも参加しました。

司会: 各大学生協とも、アンケート等を採りながら、ニーズに応じたイベントにできるよう、つねにアップデートしています。

高校生の親にこそ、大学生協の存在を知って欲しい


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