全国区組合員保護者座談会(2023年開催)
受験生の親こそ、大学生協の存在を知っておくべき

高校生の親にこそ、大学生協の存在を知って欲しい

司会: 大学に入学してから、パソコンはどのように使われていますでしょうか?

毛防子さん:
うちは高校のときに買っていたので入学時は買う必要がありませんでした。iPadも必要だったのですが、こちらはお祝いで親戚にいただきました。ほぼ毎日iPadとパソコンと両方使っています。

喜多さん:
プリンターは必要になってくるので、パソコンとプリンターと抱き合わせで少し安く買えるという路線も必須かなと思います。それと、この間夏休みに帰ってきたとき、iPadがやっぱり授業で必要だと言って、後から買ったんですよね。最近は授業ではほとんど、iPadでノートを取るらしいですね。ビジュアルノートテイキングという。

司会: 特に医学部系、薬学部系、理系の方々はその手法が進んでいますね。

毛防子さん:
学校の課題とか、なんだかんだ全部ネットに置いてあるので、パソコンは絶対にないと授業が進まないと思います。

喜多さん:
必要なら買うというのはしょうがない。なるべく安いほうで買いたい、というのが本音ですね。

毛防子さん:
家に配送してくれるのも大切ですよね。地方だと特にインターネットで買うことが多いだろうから、配送料が無料で全部そろえば楽なんじゃないかな。

司会: 受験から入学までの間に、こういう情報があったらよかった、生協からこういう情報を発信して欲しかったというものがあればお願いいたします。

喜多さん:
大学生協の情報は入学が決まらないと届かないので、高校生の早い段階から情報をもらえるとうれしいです。高校にパンフレットなどを置いていただいて、進路説明のときに配ってもらうとか。特に地方に行く人は、入学が決まるか決まらないかの前の時点で準備をいろいろと始めなければならないので、もっと情報発信して欲しいと思いましたね。

毛防子さん:
学校にパンフレット置いておいても子どもは絶対に取らないから、親が目にする機会がないと意味がないですね。だから説明会に親が行くのならば、その説明会に行くときに置いておくとか、三者面談のときに配ってもらうとか。

喜多さん:
たしかにそうですよね。10月ごろ、学校の進路説明会の後に親の座談会があるので、そういうときにパンフレットを配るといいかもしれませんね。受験に対しての不安などをこういった座談会で話す機会があるんです。そうすると、上にお子さんがいる保護者さんに頼ることが多くなってしまう。でも大学生協が一番頼れるじゃないですか。高校生の親が集まる場で、大学生協から学費や家探しや共済・保険、パソコン、食堂など、学生生活全般について情報発信してもらえると嬉しいですよね。

神津さん:
特に地方に出る子は準備が手一杯ですしね。

喜多さん:
「家をいつから探し始めた方がいい」とかまでのフォローまでは高校ではしてくれないので。どうしても口コミ経由になってしまうんですよね。高校でも、お母さん同士につながりがないとわからないから、初めての受験生を持つ親は特に不安が大きいです。

司会: 高校の先生も、成績から見てここの大学がいいとは説明してくれますけど、ここの大学の生活はどうかまではなかなかフォローできませんからね。

喜多さん:
そうそう。そういうのは自分でやってということになってしまうので。高校時代から大学生協が寄り添ってくれていたら、親ももう少し安心できるなと思いました。

一人暮らしをして初めて感じた家族のありがたさ

司会: 大学生活が始まって、お子さまの様子はどう変わったかお伺いしたいと思います。

喜多さん:
大学に入学されると決まった直後は、親の方が大喜び。本人ももちろん喜んでましたが、ほっとした様子でした。入学後の日々の生活を見ることはできませんが、わりと早めにサークルに入って、そこから学校の様子を情報収集したり、お友達を作ったりしていたようです。あまり連絡もしてきませんが、困ったことは特にはないような気はします。不安とかはなさそうかな。でも、ゴールデンウィークに一回帰ってきた時に、やっぱり家族がいないから、家に戻っても一人というのが寂しいと感じたみたいです。娘のほうから「9月の休みにも一回、福井に来てくれない?」と言ってきました。めったにそういうことを言わない子なのであら珍しいと思いました。やっぱり家族のありがたみとかを感じたところはあるみたいですね。

神津さん:
コロナの時期に入学したので、あまり学校にも行けなくて、もちろんサークルにも入れなくて、お友達が全然できないということに困っていたかなと思います。履修登録とかも一人で黙々とやっていて、ちょっと辛そうでした。

毛防子さん:
うちは逆に満を持してという感じでしたね。やりたいことがあったので、家から学校が遠いというのはブーブー言っていましたけど、入学してから本当にいろいろなことを始めて、学校で紹介されている学校外の活動にもいっぱい入っていて充実しているようです。高校時代はコロナでやりたいこともやれないというのが続いていたので、すごくよかったねという感じです。

司会: お子さまの今後の大学生活や進路・就職活動などのご心配はありますか。

喜多さん:
就職活動が大変みたいですね。どこの病院で働くかという。大学病院がありますが、全員行くわけではないから、みんな結構地元に戻ってきたりしているようです。

神津さん:
うちは、この夏くらいから、インターンシップを始めてたくさん応募しています。全部受かるわけじゃないからいっぱい出せというアドバイスをもらったらしく、たくさん受けたら、意外と受かってしまって、すごく忙しそうです。今はオンラインでやるのが多いみたいで、ほとんど家でパソコンを見ているだけなので、インターンシップになっているのかちょっと心配ですけれど。

毛防子さん:
うちは最初から大学院に行くことを決めています。そのあとも大学に残る予定なので、9年間学校に通うことになると思います。そのあと就活をすることはたぶんないと思うので、就活の話はまったくないですね。

受験期にはもっと情報が必要

司会: 最後に、大学生協に関して感じていること、これから期待されていることがあれば教えていただきたいと思います。

喜多さん:
「大学進学ガイドブック」は情報が網羅されているのでとても便利だと感じていて、このガイドブックがもっと広く高校に出回ることを望みます。高校生の親って、まったく大学生活の想像がつかないから、一生懸命、家を探すとか、お金がどれくらいかかるのかというのを、全部自分で調べている。これがあると、何をどれくらい用意しなければいけないとかぱっと見て分かる。これが欲しかったって手に取った時に思いました。

神津さん:
合格したときに大学から送られてくる大学生協の資料を見て、大学生協があるんだ!みたいなとこから始まるので、それがもうちょっと早めに分かっているといいなと思います。

毛防子さん:
生協とは、どういう保障があってどういう利点があるのかわからない人が多いと思うので、もっと何がお得なのかを打ち出してわかりやすくすると、必要かどうか判断できるかなと思います。受験生の親に前もって示していただけると、入学準備ってなった場合に、すごく入りやすいです。本当に大学入学が決まった瞬間、ばーっといきなり準備が始まるというイメージなので、特に地方の親はばたばたで、いろいろな不安もないまぜになって、とにかくこの期日までにいろいろなことをしなきゃいけないという中に、大学生協も入ってくるので、選んでいる余地がない。結局のところ、地方に出てしまって子ども任せにしてしまうと、後手後手になりがちかな。親御さんは何もわからないので、みんな情報が欲しいと思っていると思います。

司会: 貴重なご意見をありがとうございました。

2023年9月2日大学生協杉並会館にて

全国区組合員保護者座談会(2023年開催)のTOPに戻る


全国の新入生応援サイトを見つける