受験生の保護者座談会
@同志社大学(2024年開催)
大学受験には様々な方法があり、可能性がある

受験生の保護者座談会

勉強と部活の両立

司会:勉強と部活の両立について、親としてどのようにお考えですか。

片山さん:
うちは部活で野球をずっとやっています。土日を含めてほとんど毎日練習で、週1回休みがあるかぐらいです。部活に集中して勉強は全然していなかったので、これから「さあ大変」という状況になっています。うちの子は両立が難しかったと思っていますが、同じ野球部でもきちんと両立している方もいるので、「部活をやっているから勉強との両立ができない」というわけでもないと考えています。今まで部活で発揮していた集中力を、引退後に勉強で発揮して受験に臨む方もいると聞きました。うちの子もそうなってくれたらいいなと期待しています。

岡﨑さん:
うちは2年生ですが、塾はまだ行かず、部活と家での自主勉強だけです。夏は学校の補講に参加したり、担任の先生が独自に「オンラインでこういう勉強をするといいよ」と教えてくれているようなので、活用して家でやってくれていると信じています。

大学の情報収集と進学に期待すること

司会:大学進学や準備で不安なことはありますか。

片山さん:
大学によって入試のシステムが複雑になってきていて、言い換えると大学によって個性・特色が出ているとも思っています。最終的に決めるのはあくまで本人ですが、親も含めて「子どもにどのシステムが合っているのか」「どの大学に行きたいのか」「何をやりたいのか」という選択肢を提示してあげることが大事だと思っています。情報を集めてきて選択肢を示してあげたいのですが、選択肢を見つけるための情報の入手の仕方が今のやり方でいいのか、網羅できているのかが不安ではあります。

司会:大学の情報はどこから集めていますか。

片山さん:
私はインターネットがメインで、集めた情報をExcelで一覧表にまとめています。一番信頼性が高いと思っているのが大学の公式ホームページで、そこからの情報だけを書くようにしています。いろんな方がブログで出している情報もありますが、あくまで参考情報として捉えるようにしています。

岡﨑さん:
私は資料を集めたり、インターネットを見たりです。また、大学受験のお話を聞きたくてPTAに入り、保護者の方々から情報を集めています。あとは先生ですね。

司会:皆さま、オープンキャンパスには行きましたか。

片山さん:
私は行ったことがないです。ただ、PTAの活動として保護者の大学見学会を毎年企画していて、そちらには参加しています。昨年、今年ともに、それぞれ私立一校、国公立一校に行きました。

岡﨑さん:
私は上の子の受験のときに、子どもと二人で何校かオープンキャンパスに行きました。

司会:お子さまが選んだ大学に対して、どのような期待を込めて大学に行かせたいと考えていますか。

片山さん:
最終的に選ぶのは本人ですので、それを尊重したいと思っています。期待することは二つあります。一つは、専門性をしっかり身に付けてほしいのが大前提です。もう一つは、自立してほしい、成長してほしいという思いがあります。
大学に入ったら一人暮らしをしたいと本人は言っています。私も大学のときに一人暮らしをして、親のありがたみがわかったり、自分ですべてやらないといけないという経験がすごく良かったと実感しました。今後、息子が一人暮らしをするかどうかは分からないですが、大学に入って自立や社会人になるための第一歩を学んでほしいと思っています。

岡﨑さん:
入学してからは、勉強や資格はもちろんですが、社会に出てから大学で学んだことをどう生かせるかですね。将来を見据えてやってもらいたいです。

一人暮らしに対する親の心配と実情

司会:お子さまが一人暮らしになったら何が一番心配ですか。

片山さん:
心配なのは食事です。今は親が食事を作って本人は食べるだけですが、大学に入って一人暮らしになると誰も作ってくれないので食事をどうしていくのかですね。朝昼夜と大学生協で食べるのか、自炊をするのか、外食をするのか、栄養の偏りがないかという心配があります。

岡﨑さん:
一人暮らしは考えていませんが、もしするとなったら事故や事件が心配です。


赤井礼子さん

赤井礼子さん(以下、赤井さん):
食事を作れるかや、家賃をどうするかが心配です。同じ学年で他県に行った方は「家賃相場が分からずに急に行って部屋を決めてこないといけないから、この金額で決めて良かったのかすごく不安だった」と話していました。

片山さん:
一人暮らしについて学生の二人にお聞きしたいのですが、大学への通学時間や家賃、仕送りがどれぐらいかなど、可能な範囲で教えていただけますか。


大橋楓子さん

大橋楓子さん(以下、大橋さん):
私は新町キャンパスまで自転車で約10分です。10月に引っ越すのですが、歩いて5分と近くなります。家賃は、今住んでいるところが65,000円程度で、引っ越すところは75,000円程度です。光熱費、水道代、家に関する費用はすべて実家の親が支払ってくれています。他の生活費は奨学金から払っています。高校3年生になったタイミングで私の学校は一斉に案内が配られて、みんなが申し込む奨学金がありました。月6万円程度の奨学金が自分の口座に入るので生活費に充て、実際に使うのは4万円程度です。


南日菜乃さん

南日菜乃(以下、南さん):
私は西陣のほうに住んでいて、大学まで自転車で10分程度です。同志社大学の女性専用の場所で、家賃は6万円前後です。

片山さん:
食事は、どうされていますか。

大橋さん:
私は自炊が多いです。1回に何品も作れないので、だんだん体重が落ちていってしまい、親に怒られました。「近くにおいしい惣菜店があるなら、そこを利用して」とよく言われます。

南さん:
私は自炊が週1~2回ぐらいです。

片山さん:
大学生協の食堂は利用していますか。

南さん:
みんな使っています。

大橋さん:
それがないとやっていけないので、ありがたいです。

高校生のパソコンの使用状況

司会:お子さまは高校でパソコンを使用されていますか。

片山さん:
デジタル端末が一人1台貸与されています。

司会:不自由なく使えていますか。

片山さん:
使えると思いますが、あまり使っているところを見たことがありません。

赤井さん:
学校でもあまり使っていないようです。「探究」という授業で、自分たちでいろいろ調べて発表するというのを3年間かけてやるのですが、みんなで共有したり、スライドを作るときに使っていました。ただ、それ以外はほぼ家に置きっぱなしです。あまり使わないのは、インターネット制限などがかかっているのも理由かもしれません。

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