悪質商法に気をつけよう

若者に多い絵画購入トラブル

絵の展示会を見ていきませんか等と路上で声をかけられ、見るだけならと会場へ行くと、いつの間にか高額な絵画を買うはめに。最近、こんなトラブルが全国消費生活センター等に多数寄せられています。「値上がり確実」「限定販売なので希少価値」「今なら額縁はサービス」等と言葉巧みに、しつこく勧誘され、ついその気になって契約してしまうケースが多いようです。
特に20歳代の人が狙われやすく、契約金額も高額(50万〜150万円程度が多い)のため、ほとんどの人がクレジット契約をしています。

クーリング・オフができない場合も

路上で呼び止めらて、付き添われて会場に連れていかれて契約した場合には訪問販売法によるクーリング・オフの制度が適用されますが、無料招待券等を見て自ら会場へ出向いた場合は適用されません

また、デパートや駅等の展示販売では2〜3日を超えるケースが多く、訪問販売法が適用されまん。そのため、解約に応じてもらえなかったり、契約できても高額な違約金を請求されることもあります。

契約は慎重に

絵画は、一般の消費者にはその場で価値を見抜くことが難しい商品といえるでしょう。本当に今必要なのか、支払いは可能なのか等を考えるほか、商品知識のある人に相談したり、美術専門誌を調べる等、市場価値を確かめてから慎重に契約することをお勧めします。その場の雰囲気で高額なものを買うことは大変危険です。しつこい勧誘には、はっきり断る勇気をもちましょう。

悪質商法に気をつけよう

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