成年年齢が18歳へと引き下げられ、彼らを標的としたカルト、闇バイトなどが話題になっています。
大学生協の調査結果では、少なくない学生がトラブルに遭遇していることが分かっています。
具体的にどのようなトラブルに見舞われているのか、アンケートから探ります。
出典:第58回学生の消費生活に関する実態調査(2022年)
[アンケート調査概要]
「大学入学後に遭遇したトラブル」(複数回答)のうち、いわゆる消費者トラブルが、30大学回答者9,126人で4.5%・412件 発生しており、かなりの件数となっています。特に「訪問販売契約によるトラブル」は下宿生では4.0%・171件にものぼり、下宿生は自宅生より消費者トラブルのリスクが高い傾向にあります。
「アルバイト先での金銭・労働環境トラブル」は平均3.2%と多く、特に4年生は4.7%が遭遇しています。「宗教団体からのしつこい勧誘」も3.0%で、1年生で1.2%となっています。社会との接点が増えるにしたがって、消費者トラブルとの遭遇機会も増える傾向にあるようです。
1日のSNSの利用時間を見てみると、6割近くの学生が3時間以上利用していることが分かります。中には実に6時間以上という学生も。大学教育におけるデジタルリテラシーやリスク防止啓発の重要性がますます高まっているといえるでしょう。
大学生協調べ
「第58回学生の消費生活に関する実態調査(2022年)」
「2022年度保護者に聞く新入生調査」は
こちらよりご覧いただけます。