レジリエンス(resilience)とは、「回復力」「弾性(しなやかさ)」を意味しています。
今、学生たちは、コロナ禍の困難な問題、危機的な状況を経て、ようやく立ち直りの兆しを見せています。
今号では、未来を見据えて今を生きる、学生たちのレジリエンスをクローズアップしました。
出典:第59回学生の消費生活に関する実態調査(2023年)
[アンケート調査概要]
キャンパスでの1日の滞在時間の変化を見てみると、2023年の平均時間が6.8時間。また9時間以上滞在する割合も21.3%と落ち込んでいた20年から大幅に増えています。最も長かった19年ほどではありませんが、回復傾向にあることは間違いないと思われます。
キャンパス生活の充実度を調べてみると、入学年がコロナ禍初年度となった2023年度4年生が、1年生の時は56.5%、それが2年生の時は70.8%、3年生の時は84.4%、そして4年生になると88.2%となり、ほぼコロナ禍前の水準にまで回復してきています。キャンパスの活気が着実に戻ってきていることが分かります。
嫌いではないけれど、好きとはなかなか言いづらい。コロナ禍の中では、そういった複雑な感情を持っていた人も一定数いたのではないでしょうか。それが素直に「大学が好きだ!」と言える。世の中も、そして学生自身も、そんな環境と気持ちになれたことを、やはりよろこばしいと思うのです。
大学生協調べ
「第59回学生の消費生活に関する実態調査(2023年)」
「2023年度保護者に聞く新入生調査」
こちらよりご覧いただけます。