「Campus Life」vol.81
Close up Data 最近の注目データ
きちんと食べるって、思ったよりも難しい。
きちんと食べることが大切なのは、誰もが理解しています。ただ、それを日々の食生活の中で実践していくことは、思ったよりも難しい。大学生になって、初めての一人暮らしということになればなおさらです。
そんな学生たちの食生活が、いま、どうなっているのか。
学生だけでなく、保護者の皆さんにもお伺いしたアンケートから実態を探ります。
出典:第60回学生生活実態調査(2024年)
[アンケート調査概要]
[アンケート調査概要]
調査実施時期: | 2024年10~11月対象 (1963年より毎年秋に実施 ※未実施年あり) |
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調査対象: | 全国の国公立および私立大学の学部学生 |
回収数: | 11,590名(30大学生協 回収率24.0%) |
出典:2025年度保護者に聞く新入生調査
[アンケート調査概要]
[アンケート調査概要]
調査実施時期: | 2025年4~5月対象 |
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調査対象: | 全国の国公立および私立大学の 2025年4月に入学した新入生(学部生)の保護者 |
回収数: | 29,473名(161大学 回収率 31.1%) |
いずれも調査方法はインターネット調査(各大学生協の名簿からランダムサンプリングして郵送やメールで依頼、Web画面から回答)
いつの時代も変わらない。それは、子を思う親の愛です。

出典:大学生協調べ 2025年度保護者に聞く新入生調査
入学時に実施された下宿生の下宿生の保護者等に対する調査によると、下宿生の保護者等の約6割が、食事や日々の生活に関することを心配しています。 毎日、ちゃんとご飯を食べているかどうか。
いつの時代も変わらない親の愛なればこその結果と言えます。
いつの時代も変わらない親の愛なればこその結果と言えます。
古来より節約は美徳。でも、削ればいいってものでもありません。

出典:大学生協調べ 第60回学生生活実態調査(2024年)
ここ数年、我が国の経済はインフレ傾向が続いています。
日々の食生活にかかる負担もばかになりません。
しかし、調査によると、年々高まる物価上昇に比しても、一人暮らしの学生の食費はそれほど増えていません。
それを節約と褒めるか、不摂生とたしなめるか、難しいところです。
日々の食生活にかかる負担もばかになりません。
しかし、調査によると、年々高まる物価上昇に比しても、一人暮らしの学生の食費はそれほど増えていません。
それを節約と褒めるか、不摂生とたしなめるか、難しいところです。
なんだかんだ言っても、学生の食は、大学生協にかかっている?

出典:大学生協調べ 第60回学生生活実態調査(2024年)
調査結果からも明らかなのは、実に学生の6割以上が大学のキャンパスで昼食を取っているという事実。 それは大学生協の食堂の多くが学生の食生活を支えるための重要な役割を担っていることでもあります。 まだまだ課題の多い学生の食生活をいかに改善していくか。 これからの大学生協の取り組みにも注目です。
大学生協調べ
「第60回学生の消費生活に関する実態調査(2024年)」
「2025年度保護者に聞く新入生調査」はこちらよりご覧いただけます。
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【リニューアル増刊号】一汁一菜から探る、大学生の食の意識改革