【特集②】大学生協のリニューアル・新店舗ご紹介
大学の魅力づくりに貢献する大学生協の学食・店舗づくり

ネット上には「食べてみたい学食ランキング」がアップされるなど、 学生はもとより、一般の方々の間でも、 大学の学食への注目度は高まっています。 大学生協では、安さとおいしさ、栄養面で学生を支えるのはもちろん、 やすらぎの場、コミュニケーションの場としての魅力が、 ひいては大学の魅力づくりにも貢献するものと考えています。  

Grand Opening # 01

明治学院生協[横浜キャンパス]

ベーカリーショップ

新校舎誕生!大学初・焼きたてパンのお店で、組合員の食に貢献

大学のシンボルであるチャペルと調和する洗練されたデザインの新校舎
大学のシンボルであるチャペルと調和する洗練されたデザインの新校舎
 
店舗
2025年9月、横浜キャンパスに新校舎が誕生しました。2024年に新設された情報数理学部の研究室、ラウンジやワークショップスペース、演習室などが設置されています。
新校舎設立に合わせて、組合員の要望が高かったベーカリーショップがオープンしました。カウンターからパンをセルフで取るスタイルで、ここで製造されたパンは既存の生協ショップ店舗でも購入することができます。
 
エントランス
 
  • エントランスはガラス張りで、広く明るく開放的
    エントランスはガラス張りで、広く明るく開放的
  • レンガと木材を使用し、ナチュラルで落ち着いた雰囲気
    レンガと木材を使用し、ナチュラルで落ち着いた雰囲気
  • カウンターの中には総菜パンや菓子パンなどがずらりと並ぶ
  • カウンターの中には総菜パンや菓子パンなどがずらりと並ぶ

カウンターの中には総菜パンや菓子パンなどがずらりと並ぶ

 

Grand Opening # 02

豊橋創造大学生協

カフェテリア

木の感触を生かした落ち着いた空間で思い出に残る学生生活を

天井・床は木目調、テーブルや椅子も白木の素材で統一し、グリーンを配してナチュラルなイメージに
天井・床は木目調、テーブルや椅子も白木の素材で統一し、グリーンを配してナチュラルなイメージに
 
豚汁・チキン竜田丼・ポテトサラダで午後からも頑張れる!
2023年4月、大学の記念事業により、体育・文化ホール1階のカフェテリアが全面リニューアルされました。明るさと解放感を感じられる空間の中、学生たちはカフェテリア形式で選んだ食事を楽しみます。これまでは昼食時間帯にしか使用できなかったスペースですが、改修後はラウンジ空間として常時使用できるようになりました。
友人との語らいや自習の場として自由に活用する学生たちの姿が見られます。
  • 茶系で統一して落ち着いた空間茶系で統一して落ち着いた空間
  • メインに一品を足してバランスよく
    メインに一品を足してバランスよく
  • 豊富な小鉢
    豊富な小鉢
 

Grand Opening # 03

山形大学生協[米沢キャンパス]

工学部食堂「techCテック『techC』はtechnology + Cafeteria

最先端技術を学ぶ学生たちが心と身体を休める場所

学生の声に応え、オフピークのダイニングをフリースペースとして開放
学生の声に応え、オフピークのダイニングをフリースペースとして開放
 
配食もスムーズになり時間短縮につながりました
配食もスムーズになり時間短縮につながりました
2025年4月、9カ月にも及んだ工事期間を終えて待望の食堂がオープンしました。今回の改修では一部店舗跡を食堂に取り入れ増床したので、座席数も増えました。工学部生は滞校時間が長いので、営業時間も休憩を挟んで昼夜にまたがります。うれしい時もつらい時も研究が大変な時も、テクテク来店する利用者のお腹も心も満たす場所として親しまれています。
  • 麺・丼・カフェテリアで矢印を色分けして配膳口に誘導
    麺・丼・カフェテリアで矢印を色分けして配膳口に誘導
  • 工学部は男子学生が多いのもあり、丼物や肉料理が人気
    工学部は男子学生が多いのもあり、丼物や肉料理が人気
 

Grand Opening # 04

山口県立大学生協[北キャンパス]

食堂

四季を感じながら食事を楽しむ場所

400名を収容できる大食堂
400名を収容できる大食堂
 
年に2回、学生が考案したメニューを期間限定で提供
大学移転に伴い新設された北キャンパスの厚生棟に、待望の食堂がオープンしました。生協は看護栄養学部の学生とコラボして限定メニューを提供。7割を占める女子学生にはSSサイズのご飯やスイーツを用意しています。 中国・四国エリアで導入が広がる『トレーチェックアプリ』は、自身のトレーを撮影するだけで会計が完了するという優れもの。会計が分散し混雑解消につながりました。
  • 桜・新緑・紅葉・雪景色と、四季を楽しめる窓際席
    桜・新緑・紅葉・雪景色と、四季を楽しめる窓際席
  • 行列に並ばなくて済むので好評の「トレーチェックアプリ」
    行列に並ばなくて済むので好評の「トレーチェックアプリ」
 

Grand Opening # 05

東洋大学生協[朝霞キャンパス]

購買部

新キャンパスと新店舗、新しいケミストリーに期待!

学内で気軽に立ち寄れるお店が欲しかった!
学内で気軽に立ち寄れるお店が欲しかった!
 
入口もシンプルなイメージ
2024年、大学の学部移転・改組、キャンパスの整備に伴い、生協購買店が新規オープンしました。店内はスケルトン天井が採用されており、シンプルでスタイリッシュな雰囲気で、面積の割には圧迫感も感じられません。物販は食品・文具・書籍・PC関連等。実験・研究に従事する学生のために、白衣や使いきりのエプロン等専門的なものも揃えています。
  • 朝霞キャンパス
    2024年春、生まれ変わった朝霞キャンパス
  • 必要なものをコンパクトに品ぞろえ
    必要なものをコンパクトに品ぞろえ
 

Renewal Shop # 01

鳥取大学生協

HILLPEAK GARDENヒルピークガーデン

「丘の上の空間」で風を感じよう!生協が手つかずの土地を整備して全面改装

自然と一体化して心を開放できる場所
自然と一体化して心を開放できる場所
 
夕暮れ時から19時30分まではベンチの下からライトアップ
夕暮れ時から19時30分まではベンチの下からライトアップ
2024年10月、大学会館2階デッキに新しく野外テラスがオープン! 生協が2カ月弱の工事期間を経て完成させた「丘の上の庭」には、学生がくつろげるようにとテーブル席やベンチ、天然ヒノキの丸太が無造作に置かれています。開放時間は8~20時。晴れた夜には星を眺めることもできます。「このテラスを使って何かイベントを」と、生協は次の目標を模索中です。
  • 隣接するショップでパンや弁当を購入して食事を取る学生たち隣接するショップでパンや弁当を購入して食事を取る学生たち
  • カラフルなシェードを設置
    カラフルなシェードを設置
  • 木の香りに心が安らぐ
    木の香りに心が安らぐ
 

Renewal Shop # 02

近畿大学生協[東大阪キャンパス21号館]

フードコンビニPlumプラム & キャンパスストアBloomブルーム

いま行きたい! ワクワクと発見がある店舗 ~学生のニーズを満たす店舗づくり~

2025年に創立100周年を迎えた学校法人近畿大学。これを記念し、東大阪キャンパスでは約10年かけて大規模なキャンパス整備事業を実施、21号館にある生協店舗も約20年ぶりにリニューアルしました。

 

フードコンビニ Plum

学生からの要望に応えてベーカリーを新設。

毎日焼く1,100 個のパンが閉店2 時間前には完売!
毎日焼く1,100個のパンが閉店2時間前には完売!
  • 人気のチュロス・メロンクロワッサン・はちみつバターパン
    人気のチュロス・メロンクロワッサン・はちみつバターパン
  • 店内では専用什器を導入して『生協できたて弁当』も販売
    店内では専用什器を導入して『生協できたて弁当』も販売
 

キャンパスストア Bloom

書籍購買店・トラベルセンターをワンフロアに統合し、学生が効率的に活用できる店舗になりました。

  • 語学留学や資格取得などの相談も受けます
    語学留学や資格取得などの相談も受けます
  • 書籍売場では関連する語学書や資格学習書を陳列
    書籍売場では関連する語学書や資格学習書を陳列
 

Renewal Shop # 03

滋賀医科大学大学生協

SUMSサムスキッチン

湖国とともに学生をはぐくむ~憩い、集い、つながる場所~

食堂ホール
「SUMS」はShiga University of Medical Science の略称
 
整備された中庭とつながった、開放的なテラス席
整備された中庭とつながった、開放的なテラス席
開学50周年を迎えた滋賀医科大学では、さまざまな記念事業の一環として食堂ホールの改修工事も行いました。改修の最大のポイントは多様な用途に合わせたゾーニングで、通常のテーブル席のほかにカウンター席やクイックゾーン、一人席も設置。
学生に豊かな滋賀を感じてもらえたらと、県産の木材を使用しています。担々麺が人気の麺コーナーも復活しました。
  • 立ち席でスピーディに食事
    立ち席でスピーディに食事
  • テーブル席、半個室のように区切られた一人席を設置
    テーブル席、半個室のように区切られた一人席を設置
 

Renewal Shop # 04

滋賀県立大学生協

看護食堂「ナシェリア」

一日を通して学生の食を支える憩いの食堂「学生の声でつくるお店」

木のぬくもりを感じるホール
木のぬくもりを感じるホール。右奥の棚は、デザイン学科のゼミ生が県産の木材を使用して制作
 
好評の月替わりパフェ
ナシェリアがベーカリーカフェとして生まれ変わりました。11時~14時だった営業時間を8時半~ 17時に変更し、朝食・ランチ・カフェタイムと3食違ったメニューを提供します。設備面ではコンセント付きのカウンター席を新設したりコミュニティスペースとして活用できる棚を作ったりしたことで、学習・憩いの場としても親しまれています。
  • コンセント付きの窓際席は自習にも最適
    コンセント付きの窓際席は自習にも最適
  • 日に700個近く売り上げるほどの人気。改装を機に製造量を増加した焼き立てパン
    日に700個近く売り上げるほどの人気。改装を機に製造量を増加した焼き立てパン
 

Renewal Shop # 05

愛媛大学生協[樽味キャンパス]

農学部食堂「AguShokuあぐしょく

冷蔵とホットのショーケースを完備。冷たいものは冷たく、温かいメニューは温かく提供

ホール
パステルカラーの壁面に間接照明が柔らかい印象のホール。窓際席は天井までのガラス窓からの自然光が明るく開放的
 
味付けのバリエーション豊富な唐揚げ
農学部会館の生協食堂AguShokuは、35年ぶりの改装を経てパステルを基調とした明るく優しい雰囲気に生まれ変わりました。8時~19時の営業時間には、朝昼夕の食事を取るために多くの農学部生や附属高校生が来店します。ホールは途中閉店時間帯も開放されているので、食堂が自習や友人との交流を楽しむ憩いの場となりました。
  • ショーケースには豊富な種類の副菜やデザートメニューを常備ショーケースには豊富な種類の副菜やデザートメニューを常備
  • カウンター席で自習する学生たち
    カウンター席で自習する学生たち
  • 「喫茶店みたい!」と人気の席
    「喫茶店みたい!」と人気の席
 

Renewal Shop # 06

岡山大学生協[津島キャンパス]

マスカットユニオン

空間も思い出に残したい。学生の多様な利用に対応するカフェテリア

カフェテリアスペース
明るいカフェテリアスペース。特殊加工されたカーテンが西日を和らげる(3階)
 
10,500名を擁する津島キャンパスでも学生の利用率が高い店舗。26年ぶりの改修で2階は260席の食堂、3階はカフェ風スペースになりました。2階は22時までの営業で、授業や部活後にもしっかりと食事ができます。3階は昼時間帯のみですが、閉店後も開放されているので気軽に集える場所になり、学生からは親しみを込めて「マスカ行こう」と言われています。
テラス(3階)
まるで天空劇場のようなテラス(3階)
出せば300食は固い、人気の台湾風まぜそば
  • スタンディング席(3階)
    テーブルを移動させればグループにも対応可能なスタンディング席(3階)
  • 窓際にはパーテーションを設置した一人席
    窓際にはパーテーションを設置した一人席を並べて席数確保を(2階)
 

Renewal Shop # 07

下関市立大学生協

ベーカリーカフェ「PARKETパーケット

今までの生協にはなかった空間を提供「こんなお店が欲しかった☆」

ベーカリーカフェPARKET
2階には芝生やベンチもあり、大学全体を見渡してカフェタイムを楽しめる
 
焼きたてパンの提供は15:00頃まで
ベーカリーカフェPARKETが新規オープンを果たし、1日500人の学生・教職員が来店するほどの人気振りです。店内はガラスウインドーから差し込む光で明るく、焼きたてパンはもちろん、オリジナルコーヒーやこだわりのフレッシュジュース、グッズなども提供しています。商品・メニュー開発などには学生の声を取り入れ、朝は焼き立てパンが定番になった人も多いといいます。
  • 焼きたてパンがずらり!
    焼きたてパンがずらり!
  • PARKETのロゴが入ったTシャツ・マグカップ・タンブラーも陳列
    PARKETのロゴが入ったTシャツ・マグカップ・タンブラーも陳列
 

Renewal Shop # 08

山口大学生協[常盤キャンパス]

FAVO BAKERYファボ ベーカリー

「工学部にも焼きたてパンを!」学生の声で誕生したベーカリー

学生1人あたり4〜5個購入する
学生1人あたり4〜5個購入する
 

常盤キャンパスの学生の要望を受けて、焼きたてパンを提供するベーカリーがオープンしました。開業日には惣菜パンやデザートパンは1,000個、サンドイッチやドッグ系は120個作り、医学部がある小串キャンパスにも提供します。毎月新作を3~4種類出し、季節に合わせた商品も展開して、学生が飽きずに食べられるよう工夫しています。

 
  • 惣菜系パンは男子学生が多い工学部生も大満足
  • 惣菜系パンは男子学生が多い工学部生も大満足

惣菜系パンは男子学生が多い工学部生も大満足

 
  • 店舗横のラウンジやテラスでテイクアウトのパンを食べる学生も店舗横のラウンジやテラスでテイクアウトのパンを食べる学生も
  • 店内は木目とコンクリートの洗練されたデザイン
    店内は木目とコンクリートの洗練されたデザイン
  • 三方がガラス張りで明るくて清潔なイメージ
    三方がガラス張りで明るくて清潔なイメージ
 

Renewal Shop # 09

広島大学生協[東広島キャンパス]

BAKE BAKER BASE(BBB ベイク ベイカー ベース)

広大生に愛されるベーカリー「BBBに行こう!」

 パンの焼ける匂いに誘われて
パンの焼ける匂いに誘われて
 
1日平均40~50種類のパンを焼く
1日平均40~50種類のパンを焼く
コロナ禍で休業状態だった小さな店舗。この状態を打開すべく打ち出したのが、初めての試みであるベーカリーでした。店舗前にある教育学部の女子学生にも大好評で、当初1日の製造見込みは1,000〜1,200個を想定していましたが、半年も経たないうちに1日1,800個の限界まで焼いているという盛況ぶりになりました。
  • メロンクロワッサンメロンクロワッサン
  • つぶあんとクリームチーズサンド
    パート職員さん考案の『つぶあんとクリームチーズサンド』は一番人気
  • クールケース
    クールケースにはオリジナルカップサラダも
 

Renewal Shop # 10

香川大学生協[三木町農学部キャンパス]

農学部学生食堂 Kitchen Aguアグー

SDGsにも取り組む、「農学部らしい」食堂

ブドウ棚やオリーブの木々の緑に調和した外観
ブドウ棚やオリーブの木々の緑に調和した外観
 

周りを学びの圃場ほじょうに囲まれた店舗。Aguで出た食品残渣ざんさ※の排水は研究室に提供し、飼料に活用され、持続可能な食糧生産に関わっています。朝8時から夜8時までの営業は研究や実習の多い農学部生に歓迎され、時期によっては実習で育てた野菜や米が提供される日もあります。
濾過ろかした後に残った不溶物。残りかす

 
  • 学生応援Day2022年から始まった職員考案の『学生応援Day』には、無料で食事を配布
  • 食品残渣の排水は幼虫の食生を生かした栄養分として再生し、動物性資源として飼料に活用される
  • 食品残渣の排水は幼虫の食生を生かした栄養分として再生し、動物性資源として飼料に活用される
    食品残渣の排水は幼虫の食生を生かした栄養分として再生し、動物性資源として飼料に活用される

2022 年から始まった職員考案の『学生応援Day』には、無料で食事を配布

食品残渣の排水は幼虫の食生を生かした栄養分として再生し、動物性資源として飼料に活用される

  • 店名「Kitchen Agu アグー」は Agriculture(農業)に由来
    店名「Kitchen Agu アグー」は Agriculture(農業)に由来
  • 白い壁と天井に木目の床、木のテーブルや椅子が配置されて、清潔感溢れる空間
    白い壁と天井に木目の床、木のテーブルや椅子が配置されて、清潔感溢れる空間
 

Renewal Shop # 11

梅光学院大学生協

ファサードリニューアルプロジェクト

既存の外観に“顔”を作って、購買店舗への動線誘導

校舎の改修工事により学内の動線も変化し、生協ショップのある学生会館にも裏から入ることを余儀なくされました。そこで建物の周りに外壁ラインより少しせり出したアーケードを増設。印象的なアーチ形のファサード(建築用語で「建物の外観」)は梅光カラーで、思わず知らずショップ(の裏側)へと足を運びたくなります。店内のリニューアルではなく、店舗の“顔”となる外観を工夫することで大変身を遂げました。

丸みを帯びたデザインは、ソフトで安らぎのあるイメージ
丸みを帯びたデザインは、ソフトで安らぎのあるイメージ
店舗周りもガラス張りに変更し、外観と合わせアーチ型に
店舗周りもガラス張りに変更し、外観と合わせアーチ型に
アーケード下の通路には休憩できるスペースも
アーケード下の通路には休憩できるスペースも

店舗周りもガラス張りに変更し、外観と合わせアーチ型に
店舗周りもガラス張りに変更し、外観と合わせアーチ型に

アーケード下の通路には休憩できるスペースも
アーケード下の通路には休憩できるスペースも

店舗内部から外を見たところ
店舗内部から外を見たところ

 

CONTENTS

【リニューアル増刊号】一汁一菜から探る、大学生の食の意識改革