《味》おいしい本
~読者アンケートより~

特集「五感で楽しむ」記事一覧

味覚……といえば、やはり「食」の場面を描いた本が気になりますね。
読者のみなさんがご紹介してくれた、お腹が鳴りそうな本をまとめてみました。

 
  • 喜多みどり・イナコ
    『弁当屋さんのおもてなし
     巡り逢う北の大地と
     爽やか子メロン』

    角川文庫/定価704円(税込)購入はこちら >お弁当屋さんを中心とする物語で、様々なご飯が出てきます。章ごとに主役となるお弁当があり、食べ物が人の心を動かすところが魅力な本です。一日一章ずつ読んでいけば、今日の夕飯に迷わない!

    (亀田医療大学1年生 みかん

  • 安倍夜郎
    『深夜食堂 1〜28』
    小学館ビッグコミックススペシャル/
    定価817〜1,045円(税込)購入はこちら >深夜から早朝まで営業するお店で、メニューはほぼない。昨日のカレー、赤いウインナー等々、どこか懐かしいメニューが深夜の緩い感じと絶妙にマッチしています。

    (東京農工大学2年生 りん

  • 坂木司
    『ショートケーキ。』
    文春文庫/定価704円(税込)購入はこちら >ショートケーキにまつわる連作短編集で、主人公たちのほっこりするエピソードが5作楽しめます。可愛らしいショートケーキの表紙もとても素敵です。

    (甲南大学1年生 そら

 
  • 平松洋子
    『パセリカレーの立ち話』
    プレジデント社/定価1,760円(税込)購入はこちら >「dancyu」の連載をまとめた食や暮らしに関するエッセイ。「パセリカレー」や「赤い混ぜうどん」など気になる名前のレシピも記載されています。

    (東京農工大学2年生 りん

  • 宮下奈都
    『とりあえずウミガメの
     スープを仕込もう。』

    扶桑社/定価1,650円(税込)購入はこちら >著者の宮下さんが持つご飯に対するこだわりと、家族とのあたたかい生活が垣間見える作品です。ほっこりした気持ちとともに、食欲が増すこと間違いなしです! 私の母も本作を読み、「ひじきとトマトのマリネ」は何度も作ってもらっています。

    (横浜国立大学4年生 マカロン

  • J.K.ローリング〈松岡優子=訳〉
    『ハリー・ポッター』シリーズ
     (新装版)

    静山社ペガサス文庫/定価792〜990円(税込)購入はこちら >食はメインではないですが、学生たちが大食堂や寮で食べている姿が目に浮かびます。糖蜜パイは名前も相まってずっと食べてみたいと思っています。

    (岡山大学4年生 under

 
  • 石持浅海
    『Rのつく月には気をつけよう
     賢者のグラス』

    祥伝社文庫/定価792円(税込)購入はこちら >まず惹かれたのは表紙に描かれたおしゃれなお酒のボトルのイラスト。
    大学生時代からの付き合いである3人が、美味しい酒と肴とともに、毎回ゲストを呼び、会話に潜む謎や隠された意味を明かしていくお話です。7つの章に分かれていて、それぞれ違うお酒とそれに合う肴が登場し、それがなんとも美味しそうで、読みながら自分も「そこに混ざって飲みたい……!」と何度も思っていました。読書の秋にぴったりな本です!

    (愛媛大学4年生 まりん

  • 村上春樹
    『海辺のカフカ 上・下』
    新潮文庫/
    定価(上)990円・(下)1,045円(税込)(上巻)購入はこちら >(下巻)購入はこちら >高名な稀代の猫殺しが、猫を殺して新鮮で小さな心臓を食べます。血の味とねっとりした感覚をうまく描写していて刺激的です。

    (京都大学3年生 ひとはぶね

  • 青山美智子
    『お探し物は図書室まで』
    ポプラ文庫/定価814円(税込)購入はこちら >これほどカステラを作って食べてみたいと思ったことは今までない。

    (立命館大学1年生 モリ丸

 
  • 柴田ケイコ
    『パンどろぼう』
    KADOKAWA/定価1,430円(税込)購入はこちら >タイトルの響きとは裏腹の可愛らしいタッチの絵で、ストーリーもパンのようにほんわかと進んでいく感じがしました。また、出てくるパンが本当に美味しそうで、思わず読んだ後にパンを買いに行きたくなってしまうほど、パンの香りに包まれます。最後のオチもおもしろかわいくて、次の巻も、ぜひお腹が空いていない時に読みたいなと思いました(笑)。

    (立命館大学2年生 小梅

  • 友井羊
    『スープ屋しずくの
     謎解き朝ごはん』

    宝島社文庫/定価715円(税込)購入はこちら >私はこの本を中学生のときにはじめて読んだ。当時は本を読むのが得意ではなかったが、この本に出てくるスープをいただくシーンで、本当においしいのだろうなと想像力を膨らませながら読んだことをよく覚えている。ほっこりあたたまるスープのシーンや、ミステリー要素など様々あるので、ぜひ読んでみてください。

    (金沢大学1年生 たも

  • 近藤史恵
    『ときどき旅に出るカフェ』
    双葉文庫/定価693円(税込)購入はこちら >世界の食べ物が紹介されていて、実際に自分も食べてみたくなります! 読んでいるだけでお腹がすいてきます!

    (大阪大学 もろっこ

 
  • 原田マハ
    『生きるぼくら』
    徳間文庫/定価759円(税込)購入はこちら >完全にジャケ買いですが、美味しいおにぎりを食べたくなります。

    (東京理科大学 あふろ

  • 吉本ばなな
    「キッチン」「満月―― キッチン2」(『キッチン』より)
    新潮文庫/定価473円(税込)購入はこちら >最近NHKのラジオ「朗読の世界」で「キッチン」が放送されていた。タイトル通り食事に関する内容が含まれている。主人公が大学生で身近に感じるので面白かった。どちらも面白いが、私は続編の「満月―― キッチン2」が好きだ。

    (大阪大学3年生 なつき

 

このほかにも、こんな本はいかが?

  • のんさん(西南学院大学)のおすすめ
    よしながふみ
    『きのう何食べた? 1〜23』
    講談社モーニングKC/定価(各)792円(税込)購入はこちら >
  • ももさん(松山東雲短期大学)のおすすめ
    高瀬隼子
    『おいしいごはんが
     食べられますように』

    講談社/定価1,540円(税込)購入はこちら >
  • ゆうをさん(甲南大学)のおすすめ
    早瀬耕
    『未必のマクベス』
    ハヤカワ文庫JA/定価1,100円(税込)購入はこちら >

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