みんなに教えたい!推し図鑑
『読書のいずみ』委員&読者スタッフSelection

特集「知の宝庫~図鑑・辞典・事典~」記事一覧

読書の推し図鑑 ~読者アンケートから~ 趣味分野から少しマニアックなもの、そして学業に必携のものまで、『読書のいずみ』のスタッフがイチオシの図鑑をご紹介します。
 
  • 『日本ご当地パン大全』
    辰巳出版/定価1,650円(税込)購入はこちら > 皆さんの地元にはどんなご当地パンがあるだろうか。この本は全国のご当地パンの写真がズラリと並んでいる。テレビで取り上げられるようなオシャレなものではないかもしれない。しかし、思い出と共に食べる味にはなんとも言えないものがある。

    (後藤万由子)

  • 『日本酒ぴあ』
    ぴあ/定価1,080円(税込)購入はこちら > 日本酒は進化の時を迎えている。若者の支持を取り戻すためだ。新旧入り交じっている今の日本酒をわかりやすく、チャートを用いて説明。都道府県ごとに分類されているのが特徴。オススメの使い方は、自分の地元のお酒からスタート。旅のお供にするもよし、飲み会のネタにするもよし。

    (古本拓輝)

  • 岩間昌子
    『ローカル鉄道の解剖図鑑』
    エクスナレッジ/定価1,760円(税込)購入はこちら > 紹介されている路線は、どれもあまり雑誌には特集されていないものが多く、見ていて旅に出たくなります。イラストが全て手書きなので、あたたかみを感じるとともに、実際はどんな雰囲気なのだろうかと気になります。さらにそこを走る列車の解説、沿線の名所や歴史、食べ物まで載っているので、鉄道に興味がなくても楽しめます! 

    (木村壮一)

 
  • 弥生美術館、中村圭子
    『昭和モダンキモノ』
    河出書房新社/定価1,980円(税込)購入はこちら > 着物というと、古風なものと思われがちである。しかしこの本にはチューリップ、薔薇、蜘蛛の巣のような、思いもよらない斬新な柄のものがたくさん載っている。ファッションで新しいものをどんどん取り入れていくのはいつの時代も一緒なのがわかる。竹久夢二などの美人画も女性たちのオシャレ意欲を刺激したに違いない。

    (後藤万由子)

  • 小針侑起
    『大正昭和美人図鑑』
    河出書房新社/定価2,035円(税込)購入はこちら > 暗闇からぼんやりと、しかし確かな存在感をもって浮かびあがる美しい女性。きゅっと品よく閉じられた口元、儚さと強さを備えた視線、艶やかな表情。一つの芸術作品を見ているかのようである。100年前、女優という仕事は決して世間から良い目で見られなかった。しかし彼女たちはひとたびこちらを捉えると離さない。

    (後藤万由子)

  • 本久公洋
    『北海道建築物大図鑑』
    北海道新聞社/定価4,950円(税込)購入はこちら > 北海道出身の私がおすすめすると、地元を推しているようで恐縮だが、北海道にゆかりがなくとも近代建築好きにはぜひ読んでほしい。現在の姿が収められた写真と、建築物が建てられた経緯について解説が添えられている。木造から煉瓦・石による建築、北海道らしいサイロまで、読めば訪れてみたくなる魅力的な建物たちだ。 

    (齊藤ゆずか)

 
  • 今関六也・大谷吉雄・本郷次雄=編・解説
    『増補改訂新版 日本のきのこ』
    山と溪谷社/定価8,800円(税込)購入はこちら > 食べられるきのこ、毒キノコ、冬虫夏草など950種超を掲載した名鑑。山で、公園で、駐車場の片隅であなたが出会う「なんだ? このきのこ!」はおそらくこの本を開けば解決するでしょう。写真も豊富かつ鮮明。見ているだけで周りに森の瑞々しい空気が包まれます。おすすめの調理法まで記載され、五感が刺激される一冊。

    (徳岡柚月)

  • 大作晃一、多田多恵子
    『美しき小さな雑草の花図鑑』
    山と溪谷社/定価1,760円(税込)購入はこちら > タンポポ、アザミ、ツユクサなど……色とりどりの雑草の花の「構造の美しさ」が伝わる図鑑です。ページの大半を占める写真は、「これでもか!」と花に近づいて撮られており、雑草ごとの華麗な生存戦略が感じられます。花弁の透明感、細やかな模様、花束みたいに集まった小さな花など、雑草の花の美しさにきっと心が動かされます。  

    (山崎ひかり)

  • コリン・ソルター〈奈良信雄=日本語版監修〉
    『美しい人体図鑑』
    ポプラ社/定価3,520円(税込)購入はこちら > 人体を形づくる細胞たちをミクロの世界から見た図鑑。免疫細胞や脳細胞、さらにはウイルスやがん、医薬品の結晶など、様々な構造を最新鋭の技術で撮影したカラー写真がページいっぱいに広がる。どれも神秘的で美しく、思わず見入ってしまう。私のイチオシは、超高性能の顕微鏡で見た睡眠ホルモン「メラトニン」の結晶!!  

    (高津咲希)

 
  • クリフォード・ピックオーバー
    〈根上生也、水原文=訳〉

    『ビジュアル数学全史』
    岩波書店/定価4,950円(税込)購入はこちら > 紀元前から現代へ、連綿と紡がれた数学の歴史を大判で美しいビジュアルと共に。セミと素数の不思議な関係、シェイクスピアをタイプする猿、生涯に1500本もの論文を書き上げたスーパー数学者……「厳密な数学」はとりあえず置いておいて《見て美しい・読んで面白い》数学の豊かな世界を旅しよう。

    (中川倫太郎)

  • 『ポケットモンスター
     ダイヤモンド・パール
     ぜんこくずかん』

    小学館/定価1,047円(税込)購入はこちら > 今でも続いている習慣「枕の横に本を置く」の始まりは、この本でした。小学生の時に夢中になっていたゲームに登場する全ポケモンが紹介されている図鑑。各ポケモンの詳細なデータを眺めながら、明日はどのポケモンを捕まえようかな、どのポケモンを育てようかをワクワク考えながら寝ていました。

    (光野康平)

  • 五味太郎
    『言葉図鑑 かざることば(A)』
    偕成社/定価1,540円(税込)購入はこちら > 「どんなおとうさん」では16個のかざりことばが登場します。おもはゆい・おとうさん、てびろい・おとうさん、なみだもろい・おとうさんなど。挿絵で使うシチュエーションが想像しやすくなっています。ものの様子を表す言葉の種類が豊富になると、発想も豊かになると思います。大人になった今読んでも勉強になるかも……? 

    (手賀梨々子)

 
  • 田中正人〈斎藤哲也=編集・監修〉
    『哲学用語図鑑』
    プレジデント社/定価1,980円(税込)購入はこちら > 西洋哲学の大まかな歴史と哲学者について分かりやすく書かれた本。高校生の頃、現代文や倫理の勉強で愛用&今も時々読み返しているお気に入りの一冊。ページの半分以上がイラストで、哲学者の思想を視覚的に捉えることができる。哲学者たちが可愛くキャラクター化(?)されており、彼らの名言やエピソードも必読!

    (高津咲希)

  • やなせたかし
    『アンパンマン大図鑑
     公式キャラクター2000』

    フレーベル館/定価2,200円(税込)購入はこちら > 『それいけ!アンパンマン』のキャラクター図鑑です!レギュラーメンバーから映画のみの登場キャラクターまで、あらゆるキャラクターがギュウギュウに詰められていて、ランダムにページを開いただけでも十分に楽しめます。小さい頃の「好き」が詰まった図鑑って、いつ開いても最高だと思いませんか。

    (山崎ひかり)

  • 社団法人ジャパンケネルクラブ(監修)、今泉忠明
    『ニューワイド学研の図鑑 
     26巻 イヌ』

    学研教育出版/定価2,200円(税込)購入はこちら > 表紙や本文の紙がしっかりしており、いかにも図鑑といったビジュアルで好奇心がくすぐられます。牧羊犬や使役犬、テリアなどグループ毎に犬種が紹介されているので、この犬とあの犬が同じグループだったのかと新たな発見があります。豆知識も充実しており、災害救助犬として働く犬を特集したページもあります。

    (田中詩乃)

 
 

自然つながりで、出版社からもおすすめが届きました。


林 将之
『増補改訂 樹木の葉』
山と溪谷社/定価5,500円(税込)購入はこちら >野生種から植栽種まで、北海道〜九州で見られるほとんどの樹種を網羅した日本最大級の葉っぱ図鑑! 4000点以上の画像を使用し、約1300種類の樹木を紹介。実際の葉をスキャンした鮮明な画像で、見分け方を分かりやすく解説。

竹下 光士、原山 智
『槍・穂高・上高地 地学ノート』
山と溪谷社/定価1,870円(税込)購入はこちら >北アルプスの槍・穂高・上高地周辺で実際に見られる地形を題材にして、日本列島が誕生する以前の1億数千年前から数万年前までの地質学的な出来事と歴史を美しい写真とともに解説。
■紹介:山と溪谷社 森田忠
 
 

読書の推し図鑑 ~読者アンケートから~

学研の図鑑シリーズの「恐竜図鑑」が大好きです! もともと恐竜が大好きというのもあるのですが、恐竜だけでなく化石や研究方法まで幅広いことを知ることができます。

(お茶の水女子大学2年/バースデーケーキ


『世界でいちばん素敵な夜空の教室』(多摩六都科学館=監修、森山晋平=文/三才ブックス)
高校生の時に本屋で見つけ表紙に一目惚れ、大学生になったら絶対に買おうと決めました。初めてのバイト代で購入してからは嬉しくって、1週間は毎日朝晩開いていました。今でもふとした時に、本の中の夜空を眺め、心を和やかにしてもらっています。

(奈良女子大学大学院/クロゴマ


『樹皮・葉でわかる樹木図鑑』(菱山忠三郎 監修/成美堂出版)
目次が樹皮、葉、樹高ごとに分かれており、さらにカラー写真であるため、植物の同定が楽にできます。

(弘前大学1年/


久しく図鑑や辞典を手に取っていないが、理系を志した高校時代は元素図鑑のようなものが好きだった。テストのための勉強はつまらないので、実際に触れたり見たりできるものと関連付けて知ることができるイラストたっぷりの図鑑は楽しい。

(電気通信大学4年/かなで

 
※斜体の投稿者名はペンネームです。


ご意見・ご感想はこちらから

*本サイト記事・写真・イラストの無断転載を禁じます。

ページの先頭へ