受験生の保護者座談会
@東洋大学(2024年開催)
多様化する入試方式を活用することでチャンスを掴む

  • 三宅 千枝里さん(東洋大学 文学部 国際文化コミュニケーション学科3年生)
  • 細川 知幹ともきさん(東洋大学 生命科学部 生命科学科3年生)
  • 清水 遥日はるさん(東洋大学 経済学部 総合政策学科2年生)

現役学生からのメッセージ①

東洋大学 生命科学部 生命科学科3年生 細川知幹さん

生命科学部 生命科学科3回生の細川知幹です。僕は指定校推薦で入学しました。

志望大学・学部の決め手


細川知幹さん

大学入試を意識したのは中学校3年生の頃です。小さい頃から生きものが好きで水族館に何度も行き、魚の研究をしたいとずっと思っていました。調べる中で東海大学の海洋学部を知り、そこを目指して指定校推薦が出ているという高校に進学しました。ですが、いざ高校に入学してみると東海大学の指定校推薦枠がなかったんです。「そのために来たのに…」とがっかりしました。でも、生きものが好きなのは変わらないので、今度は「生物学」を勉強できる大学がないかを探したときに、東洋大学の生命科学部を見つけたんです。

受験対策の仕方

もともと「指定校推薦で行こう」と決めていました。ただ、東洋大学の指定校推薦は1枠しかなく、同じ大学を目指す人が複数いると校内での競い合いとなるため、高校1~3年生の間で高い評定平均を維持することに注力しました。自習はなるべくしたくないので、いかに授業時間中に頭に詰め込めるかに専念。成績上位となり、指定校推薦枠を取ることができました。指定校推薦は12月頃に願書と自己推薦文、課題を提出します。自分のときはコロナ禍で面接がなくなり、書類のみで合否が決まるのですが、無事合格することができました。

現役学生からのメッセージ②

東洋大学 文学部 国際文化コミュニケーション学科3年生 三宅千枝里さん

文学部 国際文化コミュニケーション学科3年生の三宅千枝里です。私は総合型選抜のAO型推薦入試で入学しました。

志望大学・学部の決め手


三宅千枝里さん

両親ともに東洋大学の卒業生だったことが大きな要因です。私が生まれたときから同窓会を年に数回開いていて、子ども同士も今でも仲良くしています。「こんなに長く交友関係が続く大学はすごい!」「こういう友達を作りたい!」と思い、私の志望は東洋大学で決まっていました。学部・学科は好きな「英語」「話すこと」を重視して探しました。東洋大学には留学生比率が約20%の「国際文化コミュニケーション学科」があり、国際的な知識を養えるのと同時にスピーキング・プレゼンテーションなどでさまざまな国の人が交流できます。ここを選んで大成功だったと思っています。

受験で大変だったこと

AO型推薦入試で受験しましたが、実はその前に指定校推薦も申し込んでいます。ですが、校内で複数志望者がいて私は候補から落ちてしまいました。9月11日に指定校推薦に落ちたことが分かり、AO型推薦に切り替えたのですが、一次試験の締め切りが9月17日だったんです。約1週間、いかに質の良い小論文に仕上げるかが大変でした。出題されたのが「宇宙人が来たとして、地球上の文化文明をあなたならどのように説明しますか?」というユニークな質問。いろんな人に「こういう問題があって、あなただったらどうする?」とヒアリングして回り、参考にしながら自分の考えを小論文にまとめました。そのあとはひたすら、高校の先生と二次試験のプレゼンの練習です。終盤には学生や友達などをギャラリーとして呼び、その人たちの前でプレゼンの練習をしました。二次試験からさらに半月、11月1日に無事合格が決まりました。この1カ月半はすごくナーバスで、家族の中でも大変でしたが、一番濃厚な時期だったと思います。

現役学生からのメッセージ③

東洋大学 経済学部 総合政策学科2年生 清水遥日さん

経済学部 総合政策学科2年生の清水遥日です。僕は一般入試で入学しました。

志望大学・学部の決め手


清水遥日さん

もともと国公立大学に興味があったのですが、大きな転機は高校1年生のときのコロナ禍です。外出自粛となり、家で街作りのゲームをしていたのですが、そこから「街作り」に興味を持ち、公立大学の都市環境学部を志望するようになりました。ですが、コロナ禍で授業がなくなり、勉強をする習慣が付かないまま高校2年生に。このままではまずいと、英語だけですが高校から近い予備校に通い始めました。国公立大学は何校も併願できないので、私立大学も視野に入れるようになり、親の出身校である東洋大学を併願校として考えるようになりました。

受験で大変だったこと

コロナ禍で部活も制限される中、ネックになったのが体力です。高校2年生の後半から本格的に勉強を始めましたが、体力が持たなくてすぐに眠くなってしまうこともしばしば。気合いで何とかやっていましたが、どうしても集中力が切れてしまっていました。加えて、高校3年生の夏休みに百日咳にかかってしまい1カ月半は丸々勉強ができず、得意だった英語以外がぼろぼろに。国公立大学は諦め、私立大学だけに絞りました。そこからはスマホを封印し、終電の時間まで予備校にずっとこもって勉強をする日々。2月の一般入試では、相変わらず英語以外は苦戦しましたが、何とか東洋大学に受かることができました。

受験期の親との関係

うちの両親は生活面でサポートをしてくれました。受験勉強中に軽食を置いてもらえたときなどは嬉しかったです。

保護者の方からの質問

岡さん:
清水さんは英語のために予備校に通っていたということですが、高校では得られないような情報を予備校で得られることはあるのでしょうか。

清水さん:
高校にもよると思います。予備校に匹敵するぐらいの情報量を高校の先生が持っている場合もありますが、僕が通っていた高校はそうではありませんでした。それに一般入試は大学ごとに特色があり、高校の授業だけでは対策に限界があるので、苦手科目だけでも予備校を利用するのは一つの手です。予備校によっては受付に質問担当の人がいて、質疑応答だけなら授業を取らなくてもできる場合があります。

山形さん:
うちの娘は高校2年生ですが、「入試のことを誰に聞いていいのか分からない」といまだに言っています。皆さんはどのように情報収集をしていましたか。

清水さん:
情報収集は予備校がメインです。加えて、高校2年生のときの担任が進路指導部長だったこともあり、セカンドオピニオンのような感覚で相談をしていました。高校の進路指導室には大学に関する資料がたくさん置いてあったので、それらも参考にしていました。

三宅さん:
高校1年生の頃から各大学のホームページを見て情報収集をしていました。進みたい方向性は決まっていたのですが何から手を付けていいか分からず、早慶上理・GMARCH・日東駒専など聞いたことのある大学や近所の大学の学部・学科を片っ端から書き出していました。そうすることで、何をしている大学かが見えてきたんです。

細川さん:
自分の通っていた高校は進学する人の8~9割が指定校推薦です。どの大学へ指定校推薦で行けるかがまとめられた冊子があり、それを見て自分の興味がある大学に資料請求をしていました。パンフレットを見ると、どういう大学なのかが分かります。また、高校の担任の先生に「こういう大学に進みたい」「自分は何をすればいいのか?」と相談すると、親身にアドバイスしてくれました。

司会:本日は、これにて終了したいと思います。
ご参加いただきましてありがとうございました。

2024年10月11日 東洋大学白山キャンパスにて

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