もっと詳しく知りたい!豆知識〈金融編〉
クレジットカードを利用するときの注意点
クレジットの利用は「借金」だってことを忘れないで。
- 利用する前に借金をしてまで必要か考えよう。
- 利用したら、金額・支払方法など伝票を確認。
- 請求明細書が届いたら伝票の内容とチェック。利用した覚えがない請求があればすぐ連絡!
- 支払期日は必ず守る(3カ月以上滞納すると、未払情報が個人信用情報機関に登録されてカードが使えなくなる)。
クレジットカードを管理するときの注意
- 暗証番号に生年月日や電話番号など、他人に知られやすい、推測されやすい番号を使わない。
- 盗難や紛失に気づいたら、すぐにクレジット会社と警察に届けて使用停止にする。
- 他人には貸さない。他人にクレジットカード番号を教えない。
クレジットカードの支払方法
クレジットカードでの支払いは、回数に応じて手数料の負担が異なります。
一括払い | 決められた日に1回で支払い、手数料は必要ない。 |
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分割払い | 何回かに分けて支払い、月々の返済額が少ない代わりに手数料がかかる。 |
リボ払い (リボルビング払い) |
月々の支払額を指定し、毎月決まった額を返済する。追加でクレジットカードを使っても、毎月の返済額は変わらないが、返済期間が伸びる分、手数料の額が多くなる。 店頭で一括支払いを指定しても、リボ専用カードを使った場合や、自動リボ設定をしている場合は、全てリボ払いとなるため、利用明細をよく確認する。 |
分割払いとリボ払いの金利計算
同じ5万円の商品を購入する場合でも支払額が変わります。
分割払い(5回の分割、手数料1.5%)の場合
手数料は5万円×1.5%=750円
支払額の合計は、50,750円。これを5回に分けて分割するので、毎月の支払額は50,750÷5=10,150円になります。
リボ払い(毎月1万円の定額払、手数料1%)の場合
手数料は初回は5万円×1%=500円、2回目は4万円×1%=400円、3回目は300円、4回目は200円、5回目は100円で合計1,500円。
毎月の支払額は1万円に各回の手数料を足した額になるので、初回10,500円、2回目10,400円、3回目10,300円、4回目10,200円、5回目10,100円になり、支払額の合計は51,500円になります。
多重債務とは
クレジットカードでキャッシングをしたり、消費者金融からお金を借りているうちに、借金が雪だるま式に増えて、返済できなくなることを「多重債務」と言います。
※同じ100万円を借金した場合でも、5年後の返済額は金利10%だと161万円、15%だと201万円。金利が高いほど利息が多くなり、返済する合計額が増えます。
多重債務に陥らないために
- 生活設計を立て、生活に必要なお金のほか、病気・事故など突然の出費に備えた家計管理をする。
- 自分の収入に見合ったクレジットの利用をする。
- 貯蓄の習慣をつける(浪費を避ける)。
- 安易な借金やキャッシングの利用をしない。
- 借金の保証人や連帯保証人にならない。
保証人と連帯保証人でどこが違うの?
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連帯保証人
友だちの連帯保証人になった場合、あなたは債務者である友だちとまったく同じ責任があり、あなたに返済請求が行くことがあります。
連帯保証人には、「①先に友だちに支払いを請求するよう返済を拒否できる権利」や、「②友だちに返済に充当できる財産がある場合、まずその財産から支払を請求するよう返済を拒否する権利」が認められていません。 -
保証人
保証人の場合は、①や②の権利は認められていますが、友だちが返済できないときは、あなたが変わって返済する義務を負います
「保証人」や「連帯保証人」になると最悪の場合、請求がきたら自分が払うという覚悟が必要です。
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