新型コロナウイルスの感染拡大がもたらした大学における授業のオンライン化。特に昨年度入学の1年生たちの中には、オンラインでの授業の増加により、自分が大学生であるという実感を持てないでいる学生も少なくありません。
今回は「充実度」に焦点を当てたアンケートを通じて、オンライン授業を受ける学生たちの実態を探ります。
キャンパスに足を踏み入れること自体が制限され、1年生にとっては思い描いていたものとは異なる大学生活を余儀なくされたであろう2020年。2019年の1年生と大学生活の充実度を比較してみても、その影響は明らかです。
コロナ禍においては、大学でのオンライン授業もやむをえません。とはいえ、対面授業にはオンライン授業に代えがたい良さがあるのも事実です。昨秋の調査からも、対面授業の多さと充実度の関係が見て取れます。
大学生活においてサークル活動がもたらす影響は、小さくありません。もちろん、最初から興味がない、という人もいますが…。サークル活動が満足にできないコロナ禍の状況では、多くの学生が大学生活の充実度という面において物足りなさを感じているようです。
コロナ禍の最中も大学生活をおくった、2020年大学生の動向や意識がわかる、調査報告を 全国大学生協連ホームページから閲覧ができます。