大学生協が誕生して60有余年、当初から学生と共にその歩みを続けてきました。
しかし、コロナ禍を経て時代が再び著しい変化を余儀なくされる中、大学生協に対する学生の思いは、どうでしょう?
今こそ私たちは、私たち自身を見つめ直すためにも、彼らの声に耳を傾けようと思います。
出典:第59回学生の消費生活に関する実態調査(2023年)
[アンケート調査概要]
最新のアンケートでも学生の7割弱が、大学生協を身近に感じているという結果が出ています。しかし、2012年のアンケートでは、実に92%もの学生が身近に感じていると答えていました。大学生協=学生生活ではない。20%以上も減少しているという事実に、私たちは改めて目を向けなくてはいけないと考えています。
現在の大学生協に対する満足度についても、直近のアンケートより2012年の方が高いという結果が出ています。身近に感じるか否かと、学生の満足度との間には、厳然とした相関関係があるようです。学生が真に求めているのは何かを考えることが、これからの大学生協の在り方を探るヒントかもしれません。
アンケートを見ると2000年当時、学生たちにとってはまさに大学生協は好意の対象であったと言っていいでしょう。不規則になりがちな学生の食を支え、学生生活に必要なあらゆるものが手に入る。ある意味で学生生活の根幹を支える存在だった大学生協が、これからもそうあるためにできることがきっとあります。
大学生協調べ
「第59回学生の消費生活に関する実態調査(2023年)」
「23年度保護者に聞く新入生調査」は
こちらよりご覧いただけます。