「ゲーム」を読む

特集「ゲーム」記事一覧


誰にでも馴染みのある「ゲーム」ですが、遊んで楽しむだけでは、もったいない。「ゲーム」をキーワードにいろいろ探ると、もっと広い世界が見えてきます。「ゲーム」にまつわるあれこれからゲーム理論まで、出版社の皆様におすすめしていただいた本をご紹介します!

■企画協力:岩波書店・SBクリエイティブ・KADOKAWA・星海社・筑摩書房・中央公論新社・PHP研究所(五十音順)
 

  • 松井彰彦
    『高校生からのゲーム理論』
    ちくまプリマー新書/本体780円+税

     社会科学を塗り替えつつあるゲーム理論は、「人と人のつながりに根ざした理論」である。環境問題、三国志、恋愛、いじめなど、多様なテーマからその本質に迫る入門書。章立ても、恋愛話の序章から始まり、戦略編、歴史編、市場編、社会編、未来編と読みやすい構成。

  • 鎌田雄一郎
    『ゲーム理論入門の入門』
    岩波新書/本体760円+税

     ゲーム理論は、実は単純明快! 初学者でもすぐ使いこなせるようになる理論です。相手の出方をどう読むか。経済問題の分析だけでなく、ビジネスの戦略決定にも必須の基礎知識を、新進気鋭の理論家が解説します。大好評、「入門の入門シリーズ」最新刊です。

  • 梶井厚志
    『戦略的思考の技術ゲーム理論を実践する
    中公新書/本体760円+税

     ビジネス交渉、恋人とのかけひき、朝なにを着るか。私たちは日々、他人の行動を織りこみつつ戦略を立て、実行している。経済学のキーワードの一つとなっている「ゲーム理論」について、身近なエピソードから学ぶことができる入門書。難しい数式は出てこないので安心して読めます。

  • 坂井豊貴
    『多数決を疑う
    社会的選択理論とは何か

    岩波新書/本体760円+税

     選挙の正統性が保たれないとき、統治の根幹が揺らぎます。選挙制度の綻びが露呈する現在の日本。多数決は本当に国民の意思を適切に反映しているのでしょうか。社会的選択理論の視点から、多数決に代わる選び方のルールをさぐります。

  • 谷岡一郎
    『ツキの法則
    「賭け方」と「勝敗」の科学

    PHP新書/本体660円+税

     賭けにおける必勝法はどこまで本当か? ツキを味方につけることは可能か? 本書は確率・統計理論にもとづき、「必勝法の迷信・誤解」「より早く確実に負けてしまう方法」などを説きながら、「ツキの正体」を明らかにしていく。ギャンブルなどにハマってしまう前に読んでおきたい名著です!

  • 松山洋
    『熱狂する現場の作り方
    サイバーコネクトツー流ゲームクリエイター超十則

    星海社新書/本体840円+税

     『.hack』シリーズで名を上げ、『NARUTO ─ナルト─』・『ジョジョの奇妙な冒険』で「キャラゲー」=「クソゲー」の常識を覆し、その異常とも言える働きぶりも相まって、業界内外から注目を集める福岡のゲーム開発会社サイバーコネクトツー。その代表を務める著者の「熱狂させる」ゲームの作り方、完全公開。

  • 三宅陽一郎・山本貴光
    高校生のための
    ゲームで考える人工知能』

    ちくまプリマー新書/本体950円+税

     今やデジタルゲームにかかせない「人工知能」。どう作るとプレイヤーを楽しませるゲームになるだろうか。人工知能を考えることは、「知性」とは何か、「人間」とは何か、を考えること。その制作方法を通して、人工知能の正体に限りなく近づいていける一冊。

  • 電ファミニコゲーマー編集部
    『ゲームの企画書①
    どんな子供でも遊べなければならない

    角川新書/本体860円+税

     ゲームを作る人々の証言や活動の記録を残していきたい。それもできるだけ、躍動感あるクリエイターたちの奮戦の物語として、多くの読者に読まれるものとして——。「ゲームの企画書」は、そんな想いから始まったインタビューシリーズです。1巻は『ゼビウス』『桃太郎電鉄』『不思議のダンジョン』『信長の野望』を紹介。

  • 電ファミニコゲーマー編集部
    『ゲームの企画書②
    小説にも映画にも不可能な体験

    角川新書/本体860円+税

     歴史にその名を残す名作ゲームのクリエイター達に聞く開発秘話。2巻では、コンピュータ文化黎明期のアルゴリズムから現代のVRに至るまで、新技術を取り入れながら、小説とも映画とも異なる新しい体験を企画してきたゲームに迫る。 『バーチャファイター』『ダビスタ』『Rez』を紹介。技術とエンタメを考えるための必携書。

  • 電ファミニコゲーマー編集部
    『ゲームの企画書③
    「ゲームする」という行為の本質

    角川新書/本体900円+税

     ヒット企画の発想と創意工夫、時代を超える普遍性。栄枯盛衰の激しいゲーム業界で活躍し続けるトップランナーたちと、エンタメの本質に迫る。3巻では、『ワニワニパニック』のバンダイナムコ、『パワプロ』『みんゴル』のスポーツゲーム、『イース』『英雄伝説』の日本ファルコム、それぞれの変遷とヒット戦略を聞き出す。

  • 馬場保仁・山本貴光
    『ゲームの教科書』
    ちくまプリマー新書/本体780円+税

     世界に冠たるゲーム大国日本。が、意外に知られていない仕事や業界の実態。開発はどのように進められるのか。制作者の毎日とは。人気のゲーム作者がゲーム開発の秘密を全部教えます。ゲームの「全体像」がつかめる、働く人から遊ぶ人まで必読の基本書。

  • 坂上秋成〈TYPE-MOON=監修〉
    『TYPEーMOONの軌跡』
    星海社新書/本体960円+税

    『月姫』『空の境界』『Fate/stay night』『Fate/hollow ataraxia』『魔法使いの夜』そして、あの『Fate/Grand Order』に至るまでの諸作品をめぐる明快な批評と、綿密な取材とインタビューとに基づくエピソードの数々を通じて、その秘密に迫る。TYPE ‐ MOON完全監修。

  • あすなこうじ
    『プログラミングのはじめかた』
    サイエンス・アイ新書/本体1,000円+税

     ゲーム作りを通じてプログラミングを体験する、画期的な実践書です。ほとんどのゲームの動きは視覚的なグラフィックスで表現され、自分の指示どおりにキャラクターが動くかどうか、カンタンに試せます。100を超える3D・2D・音声データに加え、人気声優・山口勝平氏のボイスデータも収録しています。

  • 松永純
    チェインクロニクルから学ぶ
    スマートフォンRPGのつくり方』

    星海社新書/本体980円+税

     ロールプレイングゲームにおいてプレイヤーの感情を揺さぶる「物語」を、スマートフォンRPGに初めてもたらした先駆けにして革命的傑作─『チェインクロニクル』。本作の生みの親がゲーム制作を目指すすべての方へ贈る、スマートフォンRPG制作の極意と物語創作論。

  • 増山雅人
    『カラー版 将棋駒の世界』
    中公新書/本体980円+税

     子どもからお年寄りまで大人気の将棋。あの小さな駒に奥深い世界が隠されていることをご存知だろうか。「木の宝石」と言われる黄楊つげの種類や、そこに彫られる書体、そして名工と呼ばれる人々のエピソードなどを、美しい写真とともに紹介する。

  • ときど
    『東大卒プロゲーマー』
    PHP新書/本体760円+税

     東大卒プロゲーマー「ときど」初の著作。なぜ彼は最大の武器である論理や効率を捨てたのか。優勝回数世界一の男が語る勝利への執念がこの1冊でわかる。
     彼はこう言う、「ゲームをしていたのに、東大に入れたのか。ゲームをしていたから、東大に入れたのか。—— 僕の場合は後者であろう」。
 

記事へ戻る


ご意見・ご感想はこちらから

*本サイト記事・写真・イラストの無断転載を禁じます。

ページの先頭へ