わたしの本棚
『読書のいずみ』メンバーの本棚拝見

特集「本が好き! 〜みんなで読書マラソン〜」記事一覧


『読書のいずみ』委員が勇気を振り絞って自室の本棚をご紹介する企画。
 
読書の貯金箱 
本棚は思い出の結晶 
読書日記をつけとけばよかった 
 

● 笠原の巻 ● 読書の貯金箱

 クローゼットに占拠された狭い部屋にそびえたつ大きな本棚。と中くらいの収納棚。この2つが私専用の本棚です。大学2年生の時に親が突然プレゼントしてくれました。両親いわく、これから教科書やら本やらが増えることを見越してとのこと。確かに家族共用の本棚もいっぱいになってきたところでした。しかしこの本棚は次第に私を狂わせ始めます。収納する場所があるという心の余裕からか、私はだんだんと読み終えるペースを越えて本を買うようになってしまったのです。今では前と後ろの2列収納となり、段によっては横に積みあげている始末。この本棚の蔵書のうち、実に半分以上の本は未だに読めていません。つい先週も『日本妖怪変化史』という本を買ってきてしまいました。読書のために1年ほど時間を止められないものでしょうか。
 
 そんな冗談はさておき、私の大本棚は上から漫画コーナー、封書コーナー、文庫コーナー2段、高校までの教科書コーナー、なんでもコーナー、単行本コーナー2段、教科書コーナー、マガジンコーナーとなっています。隣の棚には教科書とプリント類を収納し、その上には今使っている教科書や本などを載せています。これらの本棚の手前にはプリント類が無造作に置いてあります。こちらは未来の私が片付けをしてくれるでしょう。所々に生活感がにじみ出てしまっていてお恥ずかしい限りです。本のジャンルは様々ですが、小説中心で、この頃ハマっているSF作品が多いでしょうか。
 未読の本が数多く眠っているこの本棚は、言うなれば読書という楽しみの貯金箱です。貯める時も引き出す時も私を形作ってくれます。果たして私は生きているうちに全額使い切ることができるのでしょうか。きっとこの先も本を買い続ける私のことですから、長い闘いになりそうです。
(千葉大学 笠原光祐)


 

● 河本の巻 ● 本棚は思い出の結晶

 皆さん、本は買う派? それとも借りる派? 一度読んだら二度読まない派? 何度も読みたい派? こんなことも踏まえて僕の本棚を紹介しよう。
 まずは本棚の簡単な説明。本棚は2つあり、1つ目はコミックの高さまで入る6段の本棚。主に文庫、新書、文芸書、専門書、コミック、CDが並ぶ。2つ目は3段のカラーボックスで1段目は現在大学の講義で使っているもの、2,3段目は専門書、資料集、『100分de名著』テキストなど、もう1つの本棚に入らない高さの本が収めてある。
 本棚は自分のこれまでの人生を語ってくれるものだと僕は思っている。あの時この本を読んで本の虫になった、この本はあの先輩にオススメしてもらった本だ、など多くの本に思い出がある。また、買う本を選ぶ際にはいくつかのルールがあり、信頼できる知り合いの方がオススメしてくれた本だったり、自分でチョイスする際も厳正な審査(?)のもと購入している。このように僕は本棚には相当の自信を持っている。本は思い出であり、大切なものなので、新品を買い、フィルムをし、きれいに並べる。できればこの本たちは僕が年をとってもずっと持っておきたい。それほどこの本棚のことを気に入っているのだ。
 
 写真を見てお気づきの方もいるかもしれない、6段の本棚(左下写真)のうち最上段が全て森博嗣さんの本であることを。僕は森さんの大ファンであり、気づいたらこの量。皆さんも是非読んでみていただきたい。きっと魅力にとりつかれるはずである。
 ただし、このような本棚にはそれなりのお金がかかった。本棚を含めほとんどを大学生になってから買っている。そのため本を買うために本屋でアルバイトをするという、なんとも本好きっぽいことをしながら現在の本棚に至る。買いすぎといわれることもあるが、それなりに厳選(?)してるつもりだから許してほしい(笑)。
 今日も本棚の前に立ち、背表紙を見ながら思い出とともに本をパラパラ。  
(愛媛大学 河本捷太)
 

 

● 射場の巻 ● 読書日記をつけとけばよかった

 本棚は家の中に2か所あります。居間のすぐそばにこれから読む積読用の棚。自分の部屋には蔵書の棚。
 蔵書と言えば恰好いいですが「もう一度読み直したいと思っている」本なわけで、ずっとホコリをかぶっている本棚です。家族からは「生きている間に処分して」と言われています。増え続ける積読本を思うと、過去の本はどうせ読み返す時間などなく、確かに邪魔です。
 しかし改めて本棚を眺めていると、本を手に入れた時、読んだ時の思い出が大事な気がして、やっぱり捨てられません。
 乱読・読みっぱなしが流儀で、記憶には自信があったのですが最近はどうも怪しくなり、本を捨てるとさらに記憶が消えていくような気がして、一層決心がつきません。「読書日記」が残っていて見返せたら処分も簡単だと今更ながら思います。皆さんも本を持て余したくなければ読書記録を取る習慣は絶対身に付けるべきです。
 だからというわけではないのですが、記憶をたどって読んだ本を思い出し、Webで検索して確定する遊びを最近始めました。
 母親が読んでくれた絵本や、学校の図書室で夢中で読んだ童話など、昔に遡ってこれまで読んだ本の書誌をつきとめていきます。最近は「WebcatPlus」や「日本の古本屋」など検索サイトが充実していて、絶版本でも画像がどこかにアップされていて、おぼろげな記憶の本が特定できるとちょっとした感動があります。
 最古の記憶の本は3歳ぐらいの時に母がいつも膝に抱いて歌ってくれていた『童謡絵本』(トッパン)でした。残念ながら本棚には残っていません。
 今の本棚で(古書を除いて)一番古い1冊は『たのしい川べ』(ケネス・グレアム〈石井桃子=訳〉/岩波書店)です。小学校3年の時、家族で食事をした帰り道、伊勢佐木町の有隣堂で買ってもらい、その晩うれしくて抱いて寝た幸せな記憶があります。
 本はやはり捨てられませんね。
 
(生協職員 射場敏明)
 
 


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