卒論が終わった。とりあえず行きたいところNo.1に行こうじゃないか。カラオケ? テーマパーク? 海外旅行? いやいや、一番は図書館よ。
星を見るのが好きだ。私が地球の一点からみあげた星は、小さくか弱く瞬いている。でも本当は、私が理解できないような遠さの向こうでしんしんと燃えている巨体だ。そう思う瞬間、私の意識は小さな悩み事を離れ、宇宙の大きさに感嘆させられる。
今日は僕がまだ読めていなかった森博嗣さんのミステリィ、Xシリーズ第一弾、『イナイ×イナイ PEEKABOO』(講談社文庫)を読んだ。久しぶりに森さんの本を読めたということもあり、読んでて楽しくて楽しくて仕方がなかった。物語の舞台は都心にある広大な旧家。そこに住む佐竹千鶴は椙田探偵事務所に「私の兄を捜していただきたいのです」と依頼する。事務所で働く小川と真鍋は調査を始める。舞台が屋敷であることや探偵が登場することなど少しレトロな雰囲気を感じさせるミステリィとなっている。
先日、『イナイ×イナイ~』を読んで以降、Xシリーズにドハマりした僕は一日一冊のペースでこのシリーズを読んでいる。このシリーズはもともとノベルスで出版されており、それが文庫化されたものを僕は読んでいる。今日は文庫化されているうちの最新刊、Xシリーズ第5弾にあたる、『サイタ×サイタ EXPLOSIVE』(講談社文庫)を読み終えた。椙田探偵事務所改めSYアート&リサーチの小川と真鍋は匿名の依頼を受け、ある男の尾行をしていた。その同時期に連続爆発事件が起きていたが、そこには意外な関係があった。*本サイト記事・写真・イラストの無断転載を禁じます。