わたしにとっての一冊 〜読者アンケートより〜

特集「本が好き! 〜みんなで読書マラソン〜」記事一覧


読者が出あった思い出深い一冊を、エピソードとともに教えてもらいました。
 

『妖怪アパートの幽雅な日常 1』
香月日輪
講談社文庫/本体490円+税
登場人物のセリフに勇気づけられました。受験期になかなか模試の成績が上がらず、鬱々としていたときにいつも勇気を貰っていました。肩の力を抜いていい。そう言われているように思います。弟と一緒に今も愛読しています。
(宮城学院女子大学 )

『歴史が面白くなる東大のディープな日本史』
相澤 理
中経出版/本体1,000円+税
大学生になったばかりのときに読んだ本です。高校生のときは日本史を選択していましたが、そのときに習った内容を時折全否定するような内容にただ驚きました。入試の勉強は一体何をしているのかという、自国の歴史の学習内容に対する我々の意識の低さに呆然とさせられました。と、同時に如何に日本史がただの暗記教科ではなくストーリー性のある面白い学問であるかを再認識させられ、過去から現在につながる全てのストーリーに興味を感じるようになりました。
(金沢大学 ざっきー)

『ぼくは勉強ができない』
山田詠美
新潮文庫/本体430円+税
この本は、10代の推薦図書として紹介されており、タイトルに惹かれて手に取りました。自分がうまく表現できない気持ちや、大人に対して抱いている不満を言葉にして、読み手をスカッとさせてくれる詠美くんに惹かれました。今回は詠美くんと同じ子どもの視点で読みましたが、この本をまた数年後に読んだとき、自分がどのような感想を抱くのか気になります。
(北九州市立大学 でこ)

『シャーロック=ホームズの冒険 中』
アーサー・コナン・ドイル〈河田智雄=訳〉
偕成社文庫/本体700円+税
中学校のバザーで売れ残った本が「持ち帰り自由」として廊下に並んでおり、その中にありました。そのときに何を思ったのか、ミステリーなんて読んだことがなかったのに、ふとこの本に惹かれました。初めて読んだ時、謎解きの鮮やかさに、その淡々とした口調に夢中になり、「こんな面白いキャラクターがいたのか」と一気にホームズの虜になってしまいました。今ではすっかり海外ミステリファン。あの時、この本に惹かれた中学生の私に感謝です。
(三重大学 比右子)

『台湾生まれ 日本語育ち』
温 又柔
白水社/本体1,900円+税
大学3年生のとき、中国語の学習を始めて台湾留学に挑戦しようと決めました。そのとき台湾についての理解を深めるための読書に励もうと思い、この本に出会いました。私にとっては母語と国籍はおなじ日本であり、自分の思いを表現する手段として日本語を使うことに何の疑いもありませんでした。そのため、日本語と中国語と台湾語の中でアイデンティティを見出す彼女の気持ちを想像できず、衝撃的でした。けれど、だから分からないです済ますのではなく、できるだけ理解したいと思えました。その後、SNSも含めて温さんの文章に触れるようになり、選ぶ言葉の温かさと柔らかさ、その奥にある芯の強さを知り、温さんのことをどんどん好きになりました。素敵な言葉を発信する作家さんを見つけられたキッカケになる本だったので、思い入れがあります。
(東北大学 ゆず)

『君と会えたから……』
喜多川泰
ディスカヴァー・トゥエンティワン/本体1,360円+税
高校生の時だったと思います。次は恋愛小説を読みたいと考えながら本屋で背表紙を眺めていたら、ふと一冊の本が目にとまりました。それが、喜多川泰さんの『君と会えたから……』でした。お金を支払うことは、それに携わった人への「ありがとう」を伝えることだ、そう本の中の少女は言っていました。それ以来、大学生になった今でも、「ありがとう」を大切にして生きています。
(大阪大学 三度の飯よりバレーが好き)

『ぼくらの七日間戦争』
宗田理
角川文庫/本体640円+税
彼らと同じ中学1年生、反抗期の頃に読んだので、彼らの思いにはとても共感しました。大人達に立ち向かい、自分達だけで行動する所に大きなロマンがあり、当時は凄く感化されました。
(同志社大学 林 亮子)

『つめたいよるに』
江國香織
新潮文庫/本体460円+税
短編集であること。それが、いやたぶんそれだけが、この本を手に取った理由だった。中学2年の夏。国語教諭から課せられた読書記録日記の冊数を多く見せるため短編集を手に取った。
最初の話、デュークが死んだ。ではじまる数ページの世界に、私は泣いた。理由はわからない。当時8歳だった飼い犬をデュークに重ねたのかもしれない。止まらない涙に私は困惑していた。その後の話はあまり覚えていないし、好きとか嫌いとかいう感情も思い描けない。だがそれでも、この短編集は私にとって心に残る一冊となった。
(法政大学 みー)

『ふたりのロッテ』
エーリヒ・ケストナー〈池田香代子=訳〉
岩波少年文庫/本体660円+税
小学2年生のときの誕生日に貰った『ふたりのロッテ』が私の思い出の一冊です。離婚した両親それぞれに育てられた双子が入れ替わって生活するお話で、双子に憧れました。
(埼玉大学 ちぃ)

『名探偵夢水清志郎事件ノート シリーズ』
はやみねかおる・村田四郎
講談社青い鳥文庫/本体(各)620 〜 780円
青い鳥文庫から出ている児童書で、わたしが初めて読んだ文庫本です。それまで「かいけつゾロリのシリーズ」や「忍たま乱太郎シリーズ」など、文字の大きな本しか読んでいなかったわたしは、友人のすすめでこの本を手に取ってから、読書の面白さに目覚めました。そういう意味で思い出深い本です。
(帯広畜産大学 ライ)

『羅生門/鼻/芋粥』
芥川龍之介
角川文庫/本体362円+税
角川文庫、芥川龍之介の『羅生門・鼻・芋粥』は私にとって特別な一冊です。角川文庫では毎年夏、名作を〈かまわぬ〉とのコラボカバー版で発売しています。「お、これオシャレでは……」と思い当時中学生だった私は、芥川とも知らずジャケ買いしました。文学には教科書でしか触れたことがなかった私は初めての芥川に衝撃を受け、そのまま文学の沼にズブズブと沈んでいきました。当時はこんなことになるとは。その勢いのまま本のデザインがしたい!と言って芸術系に進学するとは、思っていませんでした。思い出深いです。
(富山大学 かお)

季刊『読書のいずみ No.144』
大学生協連合会/フリーペーパー
『読書のいずみ NO.144』
生協の書籍部へ参考書を買いに行ったときに偶然出会った。この本をきっかけに自分の読書観が広がったと思う。
(早稲田大学 みずき)

 
※斜体の投稿者名は、ペンネームです。


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