星ものがたり
いずみ委員・読者スタッフSelection

特集「宇宙のはなし」記事一覧

『読書のいずみ』委員・読者スタッフが星座をキーワードに選んだ小説・コミックをお届けします。
  • 宮沢賢治
    「双子の星」(『宮沢賢治全集5』より)
    ちくま文庫/定価1,100円(税込)購入はこちら >他の星のケンカに巻き込まれたり、彗星に騙されて海に落とされたりとトラブル続きの双子の星。でも、二星の優しい心は、他の星だけでなく自分たちのピンチも救い、元・星たちを救おうとします。小学生の時、自分の星座が主人公のお話だ!と喜んだ……のですが、実は双子が実際どの星にあたるかは諸説あり、だと今知りました。

    (沼崎)

  • 上村五十鈴
    『星の案内人 1〜4』
    芳文社/定価(各)649円(税込)購入はこちら >とある田舎にある私設のプラネタリウム(ドームも投影機も全部「じいちゃん」お手製)が舞台。元気でお人好しで星が大好きなじいちゃんがとてもキュート。訪れるお客さんも魅力的で、彼らの悩みと星の話が絶妙に絡み合って、一話読むごとに心に灯りがともる優しい物語。

    (徳岡)

  • 西尾維新
    『化物語 上』
    講談社BOX/定価1,760円(税込)購入はこちら >「あれがアルタイル、デネブ、ベガ」と、夏の大三角を聞いたことがある人は多いが、最後に夏の夜空を仰ぎ見た思い出となると、「あれ、いつだっけ」とおぼつかない。コンビニの灯の眩しさや、日々の些事に押し流されているからだろうか。この小説では主人公とヒロインが夜の草はらに寝そべって、指差しながら夏の大三角を眺める。「今年の夏休みはこんな過ごし方をしたい!!」という紹介者(私)の強い願望を込めて紹介したい一冊。

    (内田)

 
  • 沖田円
    『真夜中プリズム』
    スターツ出版文庫/定価605円(税込)購入はこちら >ある事情から部活をやめた高校生・昴は、先生に頼みごとをされた先で星が好きな後輩・真夏に出会う。一緒に星を見るうちに星に興味を持ち始め、自分の過去や未来と向き合っていくようになります。世界に目を向けてみると好きになれるものや熱中できるものは無数にあることをおしえてくれる作品です。

    (力武)

  • スーザン・コリンズ〈河井直子=訳〉
    『ハンガー・ゲーム 上・下』
    MF文庫/定価(各)649円(税込)購入はこちら >ディストピア国家パネムでは、各地区から子どもたちが贄として献上され、最後の1人になるまで殺し合う「ハンガー・ゲーム」が開催される。弓矢で狩りをして家族を養う16歳の少女カットニスは、贄に選ばれた妹の代わりに名乗りを上げる。スペクタクルに巻き込まれた少年少女の運命はどうなるのか。シリーズ一作目。

    (任)

 

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